新宿ニコンサロン、金東辰展「風景-ソウルの景観再考」


 新宿ニコンサロンは、金東辰展「風景-ソウルの景観再考」を3月1日から開催する。

 韓国の首都ソウルは、近年急激な経済成長と人口増加を背景に、いたるところに高層マンションが建ち並び、国際都市へと変貌を遂げようとしている。
 他方でソウルは、大小の山に囲まれていて、山の姿に連なって幾つもの街がつくられてきた。それぞれの街並みは山の懐に抱かれていたり、尾根に寄り添っていたりと様々な形をしている。そこで早朝から眩しいまでの陽光に照らされる街もあれば、午後になってようやく日差しに恵まれる街もある。
 昔からこの地にすむものにとって山の在り方に逆らわないことが生きるための知恵であり、自然と共生しようとする意思の表れでもあった。
 ソウルに暮らし、これまではソウルの変貌へ目を向けてきた作者にとって、今回の写真展はソウルの新旧が交差し、重層化している景観をアノニマスな視点から再考することを試みる。
 カラー40点。

(写真展情報より)

  • 名称:金東辰展「風景-ソウルの景観再考」
  • 会場:新宿ニコンサロン
  • 住所:東京都新宿区西新宿1-6-1新宿エルタワー28階
  • 会期:2011年3月1日〜2011年3月7日
  • 時間:10時30分〜18時30分(最終日は15時まで)
  • 休館:会期中無休

(本誌:折本幸治)

2011/2/15 00:00