ニッシンジャパン、連続100回のフル発光に耐える“マシンガンストロボ”を開発発表


 ニッシンジャパンは8日、約100回以上の連続発光に耐えるというクリップオンストロボ「Di1000」(仮称)を開発発表した。発売時期、価格ともに未定。2011年6月の発売を目標としている。

Di1000(仮称)

 Di1000(仮称)は、同社自社開発の高耐熱放電管を使用したほか、“高耐熱発光ヘッド”を搭載。同社では「ユニークな高耐熱設計による発光ヘッドを持つストロボ」としている。

 照射角をワイド側(24mm)にセットし、約3秒間隔でフル発光による連続発光を行なうテストの結果、約100回以上の発光に耐えたという。同社では“マシンガン”ストロボと呼称している。

 ニッシンジャパンによると、デジタルカメラの記録枚数が飛躍的に向上していることから、同社製ストロボの一部モデルにおいて、負荷が増大することにより発光部が過熱し、破損にいたる事例が増えているという。改良を望むユーザーの期待に応えるため、1年以上にわたりストロボの耐熱と耐久性を高める研究を実施した結果、Di1000(仮称)の開発にいたったとしている。

発光部周辺に、放熱用と思われる金属板が確認できる

 ガイドナンバーは60(ISO100・照射角105mm)、40(ISO100・照射角35mm)。照射角は24-105mm。調光モードはE-TTL、E-TTL II(キヤノン用)、ADI(ソニー用)、i-TTL(ニコン用)、外部調光、マルチ発光、マニュアル発光(フル~1/128)に対応する。

 サブ発光部も備える。

 ワイヤレス発光にも対応する。ワイヤレスTTLマスター、ワイヤレスTTLリモート、SD(デジタルスレーブ)、SF(アナログスレーブ)が利用可能。

 このほか、外部電源端子、シンクロ端子、USB端子を備える。同社製のストロボ用外部電源「パワーパックPS-300」、「パワーパックプロ300」を接続することで、高速連写に対応する。

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2011/2/8 18:24