富士フイルム、GPS機能搭載の防水デジカメ「FinePix XP30」を海外発表

　FUJIFILM North America Corporationは5日（現地時間）、防水コンパクトデジタルカメラ「FinePix XP30」を2月中旬に、「FinePix XP20」を3月後半にそれぞれ米国で発売する。価格はFinePix XP30が239.95ドル、FinePix XP 20が199.95ドル。国内での発売は未定。本体カラーは共通で、オレンジ、グリーン、ブルー、ブラック、シルバーをそれぞれラインナップする。

FinePix XP30（グリーン）	FinePix XP30（ブラック）

FinePix XP20（ブルー）	FinePix XP20（ブラック）

FinePix XP20（オレンジ）

　どちらも1,420万画素の1/2.33型CCDセンサーを搭載する。FinePix XP30のみGPS機能を搭載し、撮影画像にジオタグを付加できるほか、写真を撮影した場所の地名を表示する機能も有する。両機の違いはGPS機能の有無。2010年3月に国内で発売した現行機種FinePix XP10」の後継機と見られる。FinePix XP10は、1,220万画素の1/2.3型CCDセンサーを搭載している。

　焦点距離28-140mm相当（35mm判換算）、F3.9-4.9の光学5倍ズームレンズを搭載する。FinePix XP10では36-180mm相当（35mm判換算）、F4-4.8のズームレンズを搭載しており、広角側にシフトした。

　5m防水（FinePix XP10は3m防水）、1.5mの耐落下衝撃（FinePix XP10は1mの耐落下衝撃）、-10度の耐寒、防塵性能を備える。

　センサーシフト式手ブレ補正機構を有する。感度はISO100～3200。最大1,280×720ピクセル、30fpsのHD動画記録に対応する。また、フォトブック作成支援機能「Photobook Assist」も同社の防水モデルとして初めて装備した。

　液晶モニターは約23万ドットの2.7型。対応メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。10MBの内蔵メモリーを備える。電源はリチウムイオン充電池。

　本体サイズはどちらも99.2×67.7×23.9mm。重量は、FinePix XP30が148g（撮影時165g）、FinePix XP20が145g（撮影時162g）。

FinePix XP30（背面）	FinePix XP20（背面）