リコー、「quanp」にメンバー以外とのファイル共有機能を追加


 リコーは29日、オンラインストレージサービス「quanp」(クオンプ)の専用クライアントソフト「quanp on」およびWebブラウザ版の「quanp.net」をバージョンアップした。quanp.onのバージョン番号は3.10。対応OSはWindows XP/Vista/7。

ゲスト共有プレイス(quanp.net)ゲスト共有プレイスURL発行画面(quanp.net)
プレイスマップ(quanp.on)一括アップロード(quanp.net)

 共通の新機能として、quanpに保管したファイルをquanpのメンバー以外とも共有できる「ゲスト共有」機能を搭載した。クオンタムとスタンダードのユーザーは10個、トライアルのユーザーは1個のプレイスを共有できる。

 共有設定したプレイスのファイルのみ閲覧・ダウンロード可能。ファイルの閲覧とダウンロードには、共有設定時に発行される専用URLと暗証番号(パスワード)の入力が必要。共有期間は設定後30日間。共有期間を過ぎると、自動的に共有設定が解除される。同じプレイスを再度共有する場合は、共有設定をし直す必要がある。

 quanp.onでは、自動アップロードフォルダに設定したフォルダの中から、実際にアップロードするファイルを拡張子で指定できるようになった。また、各プレイスに含まれるファイル数の表示や、レイヤーの非表示を行なえるようになった。加えて、ダウンロード途中に接続が切れた場合などに、切断されたところからダウンロードを再開できる「分割ダウンロード」機能も新たに備えた。

 quanp.netでは、選択した複数のファイルを一括してアップロード/ダウンロード可能になった。従来は、一度のアップロード/ダウンロードに対して、一つずつファイルを指定する必要があった。

 quanpは、リコーが運営するオンラインストレージサービス。利用可能な容量は、100GBの「クオンタム」(980円/月)、 10GBの「スタンダード」(300円/月)、1GB の「トライアル」(無料)の3コース。メンバー同士のファイル共有をはじめ、共有ファイルに関連した各種ウィジェットを用意する。



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2010/10/29 12:28