キヤノン「EOS 5D Mark II」がテレビ朝日の番組収録に採用


 キヤノンは18日、テレビ朝日が放映する新番組「世界の街道をゆく」の中でデジタル一眼レフカメラ「EOS 5D Mark II」で撮影した映像が使用されると発表した。

EOS 5D Mark II「世界の街道をゆく」の一場面

 「動画と静止画の融合による新しい映像表現を求める新番組の制作にあたり、最適なカメラとしてフルHD動画が撮影可能なEOS 5D Mark IIが採用された。今までの放送用カメラとはひと味違った多彩な映像表現が可能」(キヤノン)としている。撮像素子サイズが一般的な放送用カメラの倍以上あるため、これまで表現が難しかった深みのある映像や、ボケ味の美しい映像を撮影可能という。

 世界の街道をゆくは、世界の街道を訪ね、そこで出会う人々の営みや大地の魅力的な表情を映像化する紀行番組。放送はテレビ朝日で10月1日から。時間は毎週(月~金)の20時54分~21時。なお、10月1日~10月15日は21時48分~21時54分に放映する。

 EOS 5D Mark IIは、同社が2008年11月に発売した35mmフルサイズの撮像素子を搭載したデジタル一眼レフカメラ。1,980×1,080ピクセル、30fpsのフルHD動画撮影機能「EOSムービー」を搭載する。動画時のマニュアル露出も可能。これまでにも音楽プロモーションビデオやCMなどで採用例がある。画素数は有効2,110万画素。液晶モニターは約92万ドットの3型TFT。ボディのみの実勢価格は28万6,600円前後。


(本誌:武石修)

2009/9/18 16:30