ニコン、「D5000」で電源が入らなくなる不具合

〜無償修理で対応

D5000

 ニコンは16日、デジタル一眼レフカメラ「D5000」の一部において、電源が入らなくなる不具合が発生すると発表した。対象製品の無償修理を行なう。

 仕様を満たさない部品を電源制御に関連する電子部品に使用したことで発生したという。該当品はまれに電源が入らなくなり、以後、作動しなくなる。

 具体的には、次の2点の現象が認められたという。

  • バッテリー残量が十分にあるのに、カメラの電源をONにしてもカメラが作動しない。
  • ACアダプター「EH-5a」とパワーコネクター「EP-5」を接続して、カメラの電源をONにしてもカメラが作動しない。

 ニコンでは不具合品の無償修理を行なう。下記受付センターまで申し込むと、受付後、発送用梱包資材(ダンボール、緩衝材、宅配伝票など)が届くので、カメラを梱包し宅配業者に渡す。

【ニコン受付センター】
Tel:0120-007-012(フリーダイヤル)
時間:9:00〜18:00(年末年始を除く毎日)

 修理期間は1週間程度の予定。ただし申し込みが集中した場合は「それ以上の時間を要する場合がある」としている。

 D5000は、ニコンが5月1日に発売したデジタル一眼レフカメラ。ライブビューに対応し、同社のデジタル一眼レフカメラで初のバリアングル液晶を備える。720p/24fpsでの動画記録も可能。実勢価格はボディのみ8万5,000円前後、レンズキットが10万円前後、ダブルズームキットが13万円前後。

(本誌:折本幸治)

2009/7/17 11:53