ペンタックス、“耐衝撃”を実現した防水デジカメ「Optio W80」
Optio W80(アズールブルー) |
ペンタックスは、水中撮影が可能な防水デジタルカメラ「Optio W80」を7月中旬に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は4万円前後の見込み。カラーバリエーションは、ガンメタルグレー、アズールブルー、カーディナルレッド。
2008年6月発売の「Optio W60」の後継機種。防水、防塵、耐寒性能に加え、新たに高さ1mからの耐衝撃性能を実現した。米軍のMIL-Standard 810F Method 516.5-Shockの測定法に準じた独自基準(高さ1mから、落下面に厚さ5cm合板)での落下テストにクリアしているという。
なお、防水性能はIPX8(JIS保護等級8)相当、防塵性能はIP6X(JIS保護等級6)相当。マイナス10度までの耐寒性能を有する。
また、耐圧水深もOptio W60の4mから5mにスペックアップ。連続水中動作時間は、従来と同じく2時間となっている。
さらに、Optio W60でペンタックス初採用となったHD動画機能(1,280×720ピクセル)を強化した。具体的には、フレームレートが15fpsから30fpsに向上。動画記録中のデジタルズーム操作にも対応する。電子式の手ブレ補正機構「Movie SR」も利用可能。静止画の手ブレ補正も電子式となっている。
正面(ガンメタルグレー) | 背面 |
正面(アズールブルー) | 正面(カーディナルレッド) |
撮像素子のCCDも変化した。センサーサイズは1/2.3型で変わらないが、有効約1,000万画素から同約1,210万画素に画素数が増えた。
そのほか、白トビや黒ツブレを抑えるという「D-Range」設定や、撮影後の画像を加工する「デジタルフィルター」を新搭載。デジタルフィルターには「トイフォト」や「レトロ」などが含まれるなど、ペンタックスのデジタル一眼レフカメラ「K」シリーズとの共通項が見られる。
レンズは焦点距離約28〜140mm相当(35mm判換算)、F3.5〜5.5。Optio W60と仕様は同等で、レンズ前面のSP(Super Protect)コーティングも継承した。ズームの中間部では1cmマクロ機能を利用できる。
別売のプロテクタージャケット「O-CC932」を装着した状態 |
液晶モニターは2.5型約23万ドット。記録メディアはSDHC/SDメモリーカード、約33.7MBの内蔵メモリー。電源は専用リチウムイオンバッテリーのD-LI78で、約170コマの撮影が可能(CIPA規格準拠)。
顔認識AF&AEは最大32人まで対応。「スマイルキャッチ」、「瞬き検出」も備える。被写体の状況をカメラが判断し、最適な撮影モードをカメラが自動的に選ぶ「オートピクチャー」機能も搭載する。
本体サイズは約99.5×24.5×56mm(幅×奥行き×高さ)。重量は約135g(本体のみ)、約150g(電池、SDメモリーカード含む)。
2009/6/25 10:00