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光学ガラスの老舗・オハラの素材が火星へ
探査機「MMX」の観測機器に採用
2026年10月21日 12:51
株式会社オハラは10月20日(火)、同社の光学ガラスが火星衛星探査機「MMX」の観測機器に採用されたと発表した。
MMXは、火星の衛星フォボスからのサンプルリターンを目指す探査機。10月20日(火)にH3ロケット10号機で打ち上げられ、2031年度の地球帰還を予定している。
採用されたのは、衛星表面を観測する広角分光カメラ「OROCHI」と、探査ローバー「IDEFIX」に積まれるラマン分光器「RAX」の2点。地形や物質情報を撮影するOROCHIには、研磨レンズ用光学ガラスが使われる。
鉱物組成の分析を担うRAXには、耐放射線光学ガラスが採用された。ガラスは宇宙放射線を受けると黒く変色する性質があるが、この素材は着色を抑え、過酷な宇宙環境でも透過率を維持できるという。
オハラは1935年創業の光学ガラスメーカー。アポロ11号やはやぶさ2など宇宙・天文分野への実績を多く持つ。カメラメーカー各社にも納入されるほか、マルミ光機の保護フィルター「PRIME II」や、シグマの「WR CERAMIC PROTECTOR」(クリアガラスセラミックス)の素材供給元としても知られる。





