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6年ぶりの「TopEye 全国高校生写真サミット」が開催
高校写真部がニコン本社で交流
2026年2月5日 10:20
株式会社ニコンイメージングジャパンは、「TopEye 全国高校生写真サミット2026」を1月30日(金)から2月1日(日)の3日間にかけて開催した。このページでは、そのイベントの様子をお伝えする。
「TopEye」とは、同社が1979年より発行している中高生フォトグラファー応援マガジンのこと。フォトコンテストや、プロ写真家のアドバイスが受けられるオンライン講評会など、全国の中学・高校写真部を対象とした様々なサポートを展開している。
今回のサミットは、そのTopEyeの中で年間を通して行われている「TopEyeフォトコンテスト」(第1回~第3回)の成績優秀校10校が東京・西大井のニコン本社に集結。写真の腕を競い合うのではなく、あくまでも交流を目的としたイベントとしており、各校の代表3名ずつ、計30名が3日間を共に過ごした。
ちなみにサミットの開催は6年ぶり。コロナ禍で開催できない期間が長く続いたが、イベントの再開を望む声も多かったという。同世代の写真仲間とのコミュニケーションを通して、部活動を超えた学びや感動を持ち帰ってほしいというのがニコンイメージングジャパンの思いでもある。
初日にメンバーは6つのグループに分けられた。2日目にそのグループごとに3つのエリア(天王洲アイル周辺/浜松町・増上寺周辺/東京・丸の内周辺)に分かれて撮影実習を実施。そして最終日に、各グループで制作した組写真を発表するという流れ。
イベントには、3日間を通して写真家の秋山華子さん、熊切大輔さん、松尾純さんが帯同。撮影実習に同行したり、その後の作品セレクトやプリントまで、生徒たちをサポートした。
メンバーのほとんどが東京以外の出身者で構成されていたというAグループは、「赤色」をテーマに作品を作り上げた。当初、東京に対して無機質なイメージを持っていた中で、“危険”や“注意”の象徴として街の中の赤色に目を奪われた。しかし多くの人に関わってもらう中で、その赤色がだんだんと温かい色に変わっていったという。テーマ設定から、それを作品に落とし込んでいく表現力が見事だった。
そのほかにも、自身の個性に向き合ったグループ、空想の世界を表現したグループ、東京の“寂しさ”に焦点をあてたグループなど、高校生らしさもありながら高い技術が感じられる作品が発表された。全グループの作品は、2026年2月末に更新予定のWebマガジン「TopEye(No.327)」で公開されるとのこと。ぜひチェックしてみてほしい。
写真サミットを見守った写真家から、参加者にメッセージが送られた。
秋山華子さん「今後、写真から離れることもあると思います。でも写真はどんな状況でも自分に寄り添ってくれます。しんどいときはしんどい写真、元気な時は元気な写真が撮れる。最高の表現だと思うので、ぜひ続けてほしいと思います」
松尾純さん「きれいな写真を撮りたいのではない、この目で見たいんだ。この姿勢が私の強みであり、私らしさだと気が付いてからそれが自信になっていきました。いい写真でなくてもいいので、自分らしさみたいなものを見つけたら、それを大切にしてください」
熊切大輔さん「撮れないときは撮れないし、撮りたくないときは撮らなくていい。撮ることを義務に感じて頑張らなくていい。写真はいつでも戻ってこられます。人生のパートナー的に、写真のある生活を楽しんでもらえればいいなと思います」
イベントでは、TopEyeフォトコンテスト年度賞表彰式も行われた。年度内の第1回から第4回まで、単写真部門および組写真部門それぞれの合計点で順位が決まる。最優秀賞を受賞したのは、和歌山県立神島高等学校だった。
今後もカメラや写真が好きな人達がよりつながれるような活動をしていきたいという同社。中高生を対象とした活動としては、もっといろいろな学校が参加できるような仕組みも考えていきたいとのこと。その中で写真サミットについては、“目指す場所”のひとつになれるようしていきたいという。
サミット参加校
神奈川県立横浜瀬谷高等学校(神奈川県)
福井県立丹生高等学校(福井県)
豊川高等学校(愛知県)
大阪府立生野高等学校(大阪府)
大阪府立工芸高等学校(大阪府)
帝塚山学院中学校高等学校(大阪府)
神戸国際大学附属高等学校(兵庫県)
和歌山県立神島高等学校(和歌山県)
八代白百合学園高等学校(熊本県)
沖縄県立浦添工業高等学校(沖縄県)
TopEyeフォトコンテスト・上位3校
最優秀賞:和歌山県立神島高等学校
優秀賞:八代白百合学園高等学校(熊本県)
敢闘賞:神戸国際大学附属高等学校(兵庫県)








