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APS-Cセンサーに28mm相当レンズの「FUJIFILM X70」
小型軽量の高級コンパクト シリーズ初の静電式タッチパネルも
Reported by 本誌:武石修(2016/1/15 13:42)
富士フイルムは、コンパクトデジタルカメラ「FUJIFILM X70」を2月18日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は税別9万円前後の見込み。シルバーとブラックを用意する。
有効1,630万画素のAPS-CサイズX-Trans CMOS IIセンサー(ローパスフィルターレス)を採用するモデル。レンズは35mm判換算の焦点距離28mm相当F2.8の単焦点レンズとなっている。また、同社APS-C機で最軽量となる約340g(バッテリーと記録メディアを含む)を実現した。
同社には有効1,630万画素のAPS-Cコンパクト「FUJIFILM X100T」があるが、35mm相当F2のレンズとなっているほかX70にはないファインダーを内蔵している点などで異なる。
レンズは非球面レンズ2枚を含む5群7枚。歪曲収差は限りなくゼロに近づけたという。非沈胴式のため、電源を入れた際の繰り出し動作がなく、素早く撮影が可能としている。
最高感度は拡張時でISO51200。Xシリーズ他モデルでもおなじみの「点像復元処理」も備える。動画はフルHDに対応する。
AFは全49点のフォーカスエリアから任意選択した1エリアでピントを合わせる、「シングルポイント」モード、全77点のフォーカスエリアを用いて、動いている被写体の決定的瞬間を捉える「ゾーン」モードのほか、「ワイド/トラッキング」モードを備える。
レンズ鏡胴には絞りリングと共にコントロールリングを装備。感度やフィルムシミュレーションなどの機能を割り当てられる。
液晶モニターは約104万ドットの3型。180度チルトし、自分撮りなどがしやすい設計。Xシリーズ初の静電式タッチパネルとなっており、タッチによる撮影、コマ送り、拡大表示などが可能。
AFは最速で0.1秒。起動時間は0.5秒。シャッタータイムラグは0.01秒、撮影間隔は0.5秒となっている。
Wi-Fiにも対応し、スマートフォンからのリモートシャッターなどにも対応する。
オプションとして、レザーケース「BLC-X70」(1万1,000円)、金属製のレンズフード「LH-X70」(シルバー/ブラック各1万600円)、外付け光学ビューファインダー「VF-X21」(2万7,000円)、ワイドコンバージョンレンズ「WCL-X70」(シルバー/ブラック各3万4,000円。装着時21mm相当、春発売予定)を用意する。※いずれも税別。メーカー希望小売価格。
外形寸法は112.5×64.4×44.4mm。