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ロモのペッツバールレンズ第2弾は“58mm F1.9”

ぐるぐるボケが調節可能 出資者を募集中

ロモジャパンは6月2日、一眼レフカメラ用レンズ「New Petzval 58 Bokeh Control Art Lens」の開発プロジェクトをクラウドファンディングサイト「CAMPFIRE」で開始した。2013年にクラウドファンディングによる出資で開発した「Lomography x Zenit New Petzval Art Lens」に続く第2弾となる。

19世紀に誕生したペッツバール型レンズの描写を再現したレンズ。背景のボケが渦状になる「ぐるぐるボケ」が特徴。35mmフルサイズのイメージサークルをカバーし、キヤノンEF用とニコンF用を用意する。色は真鍮ゴールドとブラック。

従来品の85mm F2.2から58mm F1.9になった。新たにぐるぐるボケの量を7段階に調節できる「ボケ調節リング」を搭載した。これは世界初だとしている。

ボケ調節リングを搭載する

絞りは従来と同じく、プレートを差し込むウォーターハウス式。最短撮影距離は0.6m。フォーカスはMFで、つまみで調節する。前モデル同様、露ゼニット社で製造する。

フォーカス調節のつまみ

出資目標額の100万円はすでに達成しているが、出資は7月6日0時まで受け付ける。記事執筆時点では、5万7,000円の出資でレンズを入手できる(45台限定)。販売予定価格より40%安いという。出資者への発送は、2015年12月~2016年5月。

ウィーンのロモグラフィー本社に招待される21万円の出資プランなども用意されている。

作例(ロモジャパン提供)
作例(ロモジャパン提供)

(本誌:武石修)