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ニコン、手ブレ補正5段分の60倍ズーム機「COOLPIX P610」

Wi-Fi・NFC・GPS・アイセンサー付きEVFなど装備

ニコンは、高倍率ズームレンズ機「COOLPIX P610」を2月26日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は税込5万3,000前後の見込み。ブラックとレッドを用意する。

35mm判換算での焦点距離24-1,440mm相当F3.3-6.5の60倍ズームレンズを搭載するモデル。スーパーEDレンズ1枚、EDレンズ4枚を使用して色収差を抑えた。

角速度センサーと画像情報を基に手ブレ補正を行う新開発の「デュアル検知光学VR」を搭載。5段分の補正効果を実現した。従来モデル「COOLPIX P600」(2014年2月発売)の補正効果は3.5段分だった。

レンズの左側にもズームレバーを備え、シャッターボタンに指を置いたままでもズーム操作をしやすくしている。最短撮影距離はレンズ前50cm(広角端)、同2m(望遠端)。

撮像素子は1/2.3型有効1,605万画素裏面照射型CMOSセンサー。最高感度はISO6400。スペシャルエフェクトの「高感度モノクロ」時はISO12800での撮影が可能。

最高連写速度は7コマ/秒。インターバル撮影した写真をタイムラプス動画にできる機能も備える。また29.97fpsのフルHD動画にも対応する。

なお、撮像素子とレンズのスペックは従来モデルを引き継いでいる。

Wi-Fiには新たにNFCによるペアリング機能を備えた。GPS機能も新搭載した。

約92万ドットの0.2型EVFを搭載。新たにアイセンサーを搭載し、覗くと液晶モニターからEVFに表示が切り替わる。

液晶モニターは約92万ドットの3型で、バリアングル式。記録メディアはSDXC/SDHC/SDカード。電源はリチウムイオン電池EN-EL23。撮影可能枚数は約360コマ。

外形寸法は125×85×106.5 mm。バッテリーと記録メディアを含む重量は約565g。

(本誌:武石修)