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東芝、業界初のUHS-II対応microSDカード

書込最大240MB/秒。2015年後半に発売

 東芝は4月17日、業界初のUHS-II対応microSDカードを開発したと発表した。同日から機器メーカー向けにサンプル出荷を開始する。

 容量64GBと32GBを用意する。64GB品は最大読出し速度145MB/秒、最大書込速度130MB/秒で世界最速という。32GB品は最大読出し速度260MB/秒、最大書込速度240MB/秒。いずれもUHS Speed Class 3に対応する。

 東芝によれば、機器メーカーから同規格対応機器が登場するのは2015年後半以降となる見込み。そのため同社では、対応機器登場前の2015年後半頃の発売を予定する。

 CP+2014のSDアソシエーションブースでは、UHS-II対応microSDカードのモックアップが世界で初めて展示されていた。UHS-II対応microSDカードはピンが2列の配置となっているが、下位互換性を持つ。

UHS-IIの説明(CP+2014のSDアソシエーションブース)

 UHS-IIは、SDメモリカード規格Ver.4.2の高速シリアルバスインターフェース規格。同規格のSDカードはすでに各社から登場している。

(本誌:武石修)