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ニコン、86mm相当の大口径中望遠レンズ「1 NIKKOR 32mm F1.2」

金属鏡筒。ナノクリスタルコートも採用

 ニコンは、ミラーレスカメラ「Nikon 1」シリーズ用の交換レンズ「1 NIKKOR 32mm F1.2」を6月に発売する。価格は10万5,000円。カラーはブラックとシルバー。

ブラック
シルバー

 35mm判換算86mm相当、F1.2のスペックを持つ大口径中望遠レンズ。2012年10月に開発発表していた。開放F値はAFニッコールレンズで最も明るく、レンズコーティングには同社DXフォーマット用レンズにも採用例のない「ナノクリスタルコート」を採用した。

 また、1 NIKKORレンズとして初めてフォーカスリングをレンズ鏡筒に装備。AF合焦後にマニュアルフォーカス可能な「M/A」(マニュアル優先オートフォーカス)機能を利用できる。AF駆動は超音波モーター「SWM」(Silent Wave Motor)。

 レンズ構成は7群9枚。最短撮影距離は45cm。最小絞りはF16。絞り羽根は7枚の円形絞り。フィルター径は52mm。最大径×全長は約65.5×47mm。重量は約235g。バヨネットフードが付属する。

レンズ構成図
MTF曲線
Nikon 1 V2への装着例
Nikon 1 J3への装着例

 これでNikon 1シリーズの「ニコンCXフォーマット」に対応する1 NIKKORレンズは9本目。

(本誌:鈴木誠)