オリンパス、光学40倍ズーム・単3電池駆動の「STYLUS SP-820UZ」など


 オリンパスは、レンズ一体型高倍率ズームデジタルカメラの新製品として、光学40倍ズームの「OLYMPUS STYLUS SP-820UZ」を9月下旬に、光学26倍ズームの「OLYMPUS SP-720UZ」を8月31日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は、SP-820UZが4万5,000円前後、SP-720UZが2万5,000円前後の見込み。


OLYMPUS STYLUS SP-820UZ

 コンパクトデジカメの新ブランド名「STYLUS」を冠した新モデル。本体色はブラックとシルバー。

 STYLUSは以前、海外で「μ」(ミュー)の代わりに使われたブランド名だったが、今季より全世界的に取り入れられる。

 2011年9月発売の「OLYMPUS SP-810UZ」との主な違いは、光学ズーム倍率が36倍から40倍になったこと。35mm判換算での焦点距離は、SP-810UZの24-864mm相当に対し、22.4-896mm相当となり、光学側、望遠側とも延長された。

 撮像素子は有効1,400万画素の1/2.3型CMOSセンサー。CMOSシフト式の手ブレ補正機構を備える。

 液晶モニターは3型46万ドット。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。

 H.264方式によるフルHD動画記録も行なえる。本体にはHDMI端子も搭載。120fpsのハイスピード動画記録(640×480ピクセル)にも対応する。

 自動追尾AF、マジックフィルター、ビューティモード、おまかせiAUTOなども利用できる。

 電源は単3電池4本。


OLYMPUS SP-720UZ

 2012年2月17日発売の「OLYMPUS SP-620UZ」に対し、光学ズームを21倍から26倍に強化。クラス最小最軽量としている。本体色はブラックのみ。

 また、撮像素子は有効1,600万画素CCDから、有効1,400万画素CMOSセンサーになった。これに伴いフル画素での連写性能が最大5コマ/秒に強化され、HDR逆光補正といった連写が必要な機能も利用可能になっている。

 CMOSシフト式の手ブレ補正機構を搭載。

 H.264でのフルHD動画記録が可能。マジックフィルター、ビューティモード、オートシャッター対応のペットモードなども利用できる。

 液晶モニターは3型約46万ドット。記録メディアはSDXC/SDHC/SDメモリーカード。Eye-Fiカードにも正式対応する。


主な仕様


製品名SP-820UZSP-720UZ
撮像素子1/2.3型CMOS
有効画素数1,400万
焦点距離
(35mm判換算)
22.4-896mm相当26-676mm相当
開放F値F3.4-5.7F3.2-5.6
手ブレ補正CMOSシフト式
感度ISO80-6400ISO100-3200
液晶モニター3型約46万ドット
記録メディアSDXC/SDHC/SDメモリーカード
連写速度H.264(最大1080P)
バッテリー単3電池4本LI-50B(リチウムイオン)
116.9mm102.7mm
高さ78mm69.2mm
奥行き93.2mm70.3mm
質量485g376g

※質量はバッテリーとメモリーカードを含む

【2012年8月30日】記事初出時、STYLUS SP-820UZの発売日を8月31日と記載していましたが、9月下旬の誤りでした。お詫びして訂正いたします。




(本誌:折本幸治)

2012/8/22 15:24