ニコン、「D4」の最新ファームウェアを公開


 ニコンは4日、デジタル一眼レフカメラ「D4」用の最新ファームウェアを公開した。

D4

 バージョン番号はファームウェアAが1.02、ファームウェアBが1.02。変更内容は次の通り(ダウンロードページから引用)。

  • [マイメニュー] に [カードの初期化(フォーマット)] を登録できるようにしました。
  • カメラの液晶モニターで画像を表示する際、Adobe RGB画像に対して色域変換するようにしました。これにより、彩度を低下せずに表示することができます。
  • [FTP画像送信モード] で使用したときの接続安定性を向上しました。
  • 絞りリングがあるレンズを使用して [露出モード] を [P] または [S] にして動画撮影をする際、[カスタムメニュー] の [f10:コマンドダイヤルの設定] にて [絞り値の設定方法] を [絞りリング] に設定していると、最小絞り値になってしまう現象を修正しました。
  • [動画の設定] の [画像サイズ/フレームレート] を [1920x1080 30fpsクロップ] 、[1920x1080 25fpsクロップ] または [1920x1080 24fpsクロップ] に設定し、[カスタムメニュー] の [g4:シャッターボタンの機能] を [動画撮影中のフレーム保存] にして動画撮影中に静止画撮影した場合、その静止画像を Capture NX 2またはViewNX 2で表示すると、フォーカスポイントが撮影時とは異なる位置に表示されてしまう現象を修正しました。
  • HTTPサーバーモードで使用している際に、「セットアップメニュー」の「カードの初期化(フォーマット)」を行うと、カメラの操作ができなくなってしまう現象を修正しました。

 D4は、35mmフルサイズ相当の有効1,620万画素CMOSセンサーを採用するプロ用デジタル一眼レフカメラ。最高感度はISO204800(拡張時)。連写性能は約10コマ/秒(AF/AE追随)、約11コマ/秒(AF/AE非追随)。記録メディアXQDメモリーカードおよびCFのダブルスロット。液晶モニターは3.2型約92万ドット。H.264形式のフルHD動画記録にも対応する。発売は2012年2月。実勢価格は64万8,000円前後。




(本誌:鈴木誠)

2012/7/4 16:59