【CP+】ペンタックスリコーは合同でブースを展開

〜ペンタックス「K-01」、リコー「A16 24-85mm」が盛況

 ペンタックスリコーイメージングは、ペンタックスブランドとリコーブランドの製品展示を同じブース内で実施していた。2011年10月に完了したリコーによるペンタックスブランドの完全子会社化を受けたもので、両ブランドの合同展示はもちろん今回が初めて。

 ペンタックスでは、Kマウント採用「K-01」のタッチ&トライが盛況。初のKマウントミラーレス機とあり、独特のデザインとともにAFなどの操作感を試しているユーザーの姿が多く見られた。

K-01(ホワイト)
K-01タッチ&トライの様子

 また、参考出品の7製品もケース内に展示していた。「Kマウントレンズ用アダプターQ」は、アダプター内にメカシャッターを持ちローリング歪みが発生しない点を特徴とする。

Kマウントレンズ用アダプターQ
Qマウント用「MOUNT CAP LENS」(仮称)同じくQマウント用の「TELEPHOTO ZOOM」(仮称)
K-01専用Kマウントレンズ
DA 50mm F1.8
DA 560mm F5.6
D FA645 90mm F2.8(仮称)
1,600セット限定発売するPENTAX Q Limited Silverも展示していた
Optio WG-2 GPSおよびOptio WG-2PENTAX Qの鉄道模型撮影コーナー

 そのほか、645Dの利用ソリューションやPENTAX Qのコラボアイテム参考展示などもあった。ロエベ(LOEWE)とのコラボレーションというPENTAX Q用のボディケース、カメラケース、レンズケースがケース内に展示。コラボレーションのイメージとしての参考出品という。

645Dを用いたワークフローのデモ東芝の4Kテレビに645Dの撮影画像を映すデモ
ロエベとのコラボレーションの参考展示
ボディケースを装着。QのボディもピンクになっていたQマウントレンズ用のケース

 リコーでは、3月下旬の発売が決定したGXRカメラユニット「RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5」に来場者の注目が集まっていた。タイ洪水などの影響でいまだ品薄が続いているというMマウントレンズ用カメラユニットの「GXR MOUNT A12」への関心も高い。

RICOH LENS A16 24-85mm F3.5-5.5

 なおリコーは9日、リコーグループのデジタルカメラ関連事業の組織変更について発表した。これまでリコーブランドのカメラ事業はリコー・パーソナル・マルチメディア・カンパニー(以下リコーPMMC)、ペンタックスブランドについてはペンタックスリコーイメージングが推進していたが、2012年4月1日からリコーのデジタルカメラなどコンシューマー向け事業をペンタックスリコーに集約するという。

 同時に、ペンタックスリコーのセキュリティー関連事業と業務向けカメラ事業をリコーPMMCに移管。官公庁や企業を対象とした業務向けカメラ事業を集約する。

 同社はペンタックスリコーの設立後、コンシューマー事業強化を目的としてリコーグループ内における組織機能の重複の排除や、成長戦略の実現に向けた検討を重ねてきたとしている。




(本誌:鈴木誠)

2012/2/9 16:34