リコー、「G700SE」「G700」の機能拡張ファームウェアを17日公開


 リコーは16日、防水・防塵性能を持つ業務用デジタルカメラ「G700SE」、「G700安心保証モデル」、「G700」向けの機能拡張ファームウェアを17日に公開すると発表した。

G700オプションのGPSユニットGP-1を装着したG700SE

 機能拡張の内容は次の通り。

「G700SE」、「G700安心保証モデル」、「G700」共通

  • カメラメモ機能に関連画像の拡大移動機能を追加した
  • カメラメモ機能にオン/オフ機能を追加した
  • CALS画質・サイズの設定項目に12M 4:3F、12M 4:3N、10M 3:2Fを追加した
  • バーコード読み取り対応コードに2次元バーコード「Aztec」を追加した
カメラメモ機能メモに関連画像を設定できる
アイティーエス株式会社製の配筋写真管理システム「Esteem-ABC Plus」でG700用に出力した関連画像を表示しているところ

「G700SE」のみ

  • コンパスデータ選択機能を追加した。コンパス情報の取得元をGPSユニット「GP-1」もしくはBluetooth GPSユニットから選べるようにした
  • コンパス偏角補正選択機能を追加した。GP-1またはBluetooth GPSユニットの接続時、方位の基準を設定できるコンパス偏角補正機能を追加した
  • 動画撮影中のGPS情報表示機能を追加した。動画の撮影中に液晶モニターにGPS情報を表示する
  • コンパス表示設定項目に度数表示を追加した。拡張設定メニューの「コンパス表示」の設定項目として「度数」を追加した

 G700は、2mからの落下や水深5mで2時間の使用に耐えるなどの防塵、防水、耐衝撃性を持つ業務用デジタルカメラ。1/2.3型有効1,210万画素CCD、35mm判換算の焦点距離28-140mmの5倍ズームレンズ、約92万ドットの3型液晶モニターなどを搭載する。サンディスクのライトワンスSDメモリーカード「SD WORM」にも対応。発売は2010年9月。価格はG700が9万9,800円、安心保証モデルが10万8,000円。

 G700SEはG700の機能拡張モデル。無線LAN機能とBluetooth機能を標準搭載し、専用のGPSユニットとレーザーバーコードリーダーユニット(ともに別売)の装着も可能とした。発売は2010年11月。価格は12万6,000円。



(本誌:鈴木誠)

2011/6/16 15:16