コニカミノルタプラザ、久保正彦写真展「PORT 〜子供の頃に見た、あの風景だけがまだ見つからない〜」


 コニカミノルタプラザは、久保正彦写真展「PORT 〜子供の頃に見た、あの風景だけがまだ見つからない〜」を12月21日から開催する。

(c) 久保正彦

私は子供の頃から成人になるまで神奈川県の横須賀市に住んでいたのですが、小学生ぐらいの時期、よく父や友達と近くにある港に釣りに出かけ、楽しい時を過ごしました。
父が横須賀市内の病院に入院した事をきっかけにその港を再訪してみたのですが、子供の頃からはずいぶんと年月がたっているにもかかわらず、その光景はほとんど昔のままの様に思えました。
結局父は他界してしまいましたが、その後も何度か暇を見つけては港に足を運んでみました。
そこには父との接点が隠されているのではないかと思ったからです。
父とはお互いに遠慮しあっていたからか、根本的な気持ちの部分ではあまり理解しあう事が出来なかった様な気がします。
昔と変わらないように思える場所を歩きながら、父と私の関係を思い出す。
わかってきた事や、わからなくなった事、自分は果たして何をすることが可能で何をするべきだったか。
そんなことを考えながら写真を一枚一枚撮り、この作品を形作ってみました。
(作者メッセージを引用)

 モノクロプリントA3ノビ40点で構成。

  • 名称:久保正彦写真展「PORT 〜子供の頃に見た、あの風景だけがまだ見つからない〜」
  • 会場:コニカミノルタプラザ ギャラリーA
  • 住所:東京都新宿区新宿3-26-11 新宿高野ビル4階
  • 会期:2010年12月21日〜2010年12月28日
  • 時間:10時30分〜19時(最終日15時終了)
  • 休館日:無休

(本誌:折本幸治)

2010/12/7 19:10