リコー、無線LAN/Bluetooth内蔵の業務用デジカメ

〜オプションにGPSユニットなど用意

 リコーは、無線LANやBluetoothに対応する業務用デジタルカメラ「G700SE」を11月12日に発売する。21日に開幕するフォトキナ2010で発表。価格は12万6,000円。

GPSユニットGP-1を装着したGE700SE(左)と、レザーバーコードリーダーユニットBR-1(右)

 2010年9月発売の業務用モデル「G700」の機能拡張モデル。無線LAN機能とBluetooth機能を標準搭載し、加えて専用のGPSユニットとレーザーバーコードリーダーユニット(ともに別売)の装着を可能とした。

 本体にBluetooth Ver.2.1+EDRを内蔵。Bluetooth対応の外部GPS機器からの位置情報データの受信や、対応機器への画像転送などが行なえる。外部GPS機器からGPSデータを取得しながら、無線LAN経由で画像を送信することも可能。

 無線LANはIEEE 802.11b/gをサポート。接続設定が簡単に行なえるという「WPSボタン接続」方式のセットアップに対応した。

 オプションのGPSユニット「GP-1」(4万2,000円)は、付属の工具を使用してG700SE本体に装着可能。撮影した画像に位置情報を付加できる。また、電子コンパスも装備。撮影した方位の記録にも対応している。

 GP-1装着状態でIP64の防塵・防水性能と、1.2mからの落下に耐える耐衝撃性能を有する。

 レーザーバーコードリーダーユニット「BR-1」(6万3,000円)は、1次元バーコードの読み取りに対応。ユニットからレーザー光線を照射してバーコードを読み取るため、認識速度が速く、暗所でも利用が容易という。本体側のレンズと撮像素子により、QRコードなどの2次元バーコードの認識も可能。

 そのほかの仕様はG700と同等。

 撮像素子は有効約1,210万画素の1/2.3型CCD。レンズは焦点距離28-140mm相当(35mm判換算)F3.5-5.6。

 液晶モニターは3型約92万ドット。SDHC/SDメモリーカードへの記録が可能で、セキュリティを重視したSD WORMカードにも対応している。

 電源はリチャージャブルバッテリー「DB-65」、または単4電池2本。

 外形寸法は118.8×71×41mm。本体重量は約286g。JIS/IEC防水保護等級8級、水深約5mでの撮影、JIS/IEC防塵保護等級6級に対応。また、消毒用エタノール、次亜塩素酸ナトリウムによる薬品消毒も可能となっている。




(本誌:折本幸治)

2010/9/21 15:00