キヤノン、実売1万円のフォトプリンター「SELPHY CP800」
SELPHY CP800(ピンク) |
キヤノンは、フォトプリンター「SELPHY CP800」を9月9日に発売する。価格はオープンプライス。店頭予想価格は1万円前後の見込み。
昇華型のコンパクトフォトプリンター。本体カラーはホワイト、ブラック、ピンクの3色を用意する。ピンクは国内モデルのみ。
2009年3月に発売した「SELPHY CP780」の後継機種。補正機能の向上や、新規レイアウトの追加などを行なった。
画像補正機能は、ノイズリダクションに輝度ノイズリダクションを追加し、逆光写真などにおける「顔優先明るさ補正」時に発生するざらつきを低減。i-コントラストで補正した画像の色合いもより自然なものとした。加えて、輝度補正により背景の白飛びも軽減する。
また、新たに美肌補正機能を搭載。肌の質感を美しく、かつ画面全体をより好印象に仕上げるとしている。写真全体の明るさは「マニュアル明るさ補正」で-3から+3まで7段階に設定できるようになった。
ほかにも、印刷時のレイアウトに「シャッフル」と「証明写真」の2種類を追加。シャッフルは、1枚の画像に対し、コラージュ風に複数画像を自動で配置する。配置する最大枚数は8枚もしくは20枚に設定可能。マイカラーとの組み合わせで、全体を白黒調やセピア調とすることもできる。レイアウトは用紙の縦横方向と背景色の白黒を任意に選べる。
証明写真は、大きさの異なる同一写真を6面(3サイズ×2面)に自動レイアウト。切り取りやすさを考慮し、点対称に画像を配置する。用紙はLサイズ、Pサイズに対応し、いずれの場合も国際標準パスポートサイズの45×35mmを2面含んだレイアウトとなる。
液晶モニターは2.5型のチルト式。CP780は固定式の2.5型液晶モニターを備えていた。
プリント速度はLサイズ約39秒、Pサイズ約47秒。
ホワイト | ブラック |
ピンク |
新機能として、全画面表示時に画像の印刷範囲を枠表示し、プリントのイメージを画面上で確認できるようにした。UIも従来のCPシリーズから刷新したものを搭載している。表示言語にはロシア語が新たに加わり、付属ソフトの「SELPHY Photo Print」もロシア語表示をサポートした。
記録メディアはCF、SDXC/SDHC/SDメモリーカード、MMC、メモリースティック、メモリースティックデュオなどに対応。新たにUSBメモリーも利用できるようになった。
別売のバッテリー「NB-CP2L」(7,350円)にも引き続き対応。電源のない場所でも駆動できる。
サイズは177×134.6×68.8mm。本体のみの質量は約940g。本体にはケンジントンロックなどに対応するセキュリティースロットを備えた。
IXY 200Fを接続したところ | 同梱品一式 |
2010/8/19 14:08