【CP+】シグマ、「SD15」「DP1x」「DP2s」を展示


会期:2010年3月11日〜14日
会場:パシフィコ横浜

 CP+2010のシグマブースは、前年のフォトイメージングエキスポ2009と同様、白を基調とした方形のスペースに、Foveon X3ダイレクトイメージセンサー採用デジタルカメラと交換レンズ群を展示。派手なステージがない代わりに、巨大なオーロラビジョンを正面に据えるなど、独自色を打ち出していた。

シグマブースSD15などによる作品を展示

 会場の目玉は、2月22日に発表した「SD15」、「DP1x」、「DP2s」。PMA 2010と異なり、SD15とDP1sは動作品を会場で手にとれるようになっていた。ただし製品版と挙動は異なる可能性がある。発売時期は未定。

 いずれもAPS-Cサイズ相当のFoveon X3ダイレクトイメージセンサーを搭載。それぞれSD14、DP1/DP1s、DP2の後継機種になる。DP1xのみモックアップがレンズのタッチ&トライコーナーに用意されていた。

SD15。外観はほぼSD14を踏襲。ただし液晶モニターが2.5型から3型に大型化したため、背面はSD14と違う印象を受ける
シンプルなモードダイヤル、シャッターボタンと同軸のコマンドダイヤルなどはSD14を継承
DP2s。背面のボタン表記が白文字になるなど、外観上の改修が見られる
DP1xもDP2sと同様の背面になった。DP1xからはDP2sと同じ画像処理エンジン「TRUE II」を搭載する
DP1xのシャッターボタン周り

 ブースのほぼ中央には、SDシリーズやDPシリーズにまつわる展示がある。カタログで使用したSD14やDP1のスケルトンモデル、Foveonセンサーの技術開発試作機は、昨年のフォトイメージングエキスポ2009に続く出品。

製品カタログで使用したというDP1のスケルトンモデル。昨年のフォトイメージングエキスポ2009から続いての展示Foveonセンサーの技術開発試作機。これも昨年と同じ

 新しい展示は、アクアパッツァ(ACQUAPAZZA)ブランドの水中ハウジング。SD14専用、DP1専用、DP2専用をそれぞれ展示しており、カラフルなメタリックボディが目をひく。なお、アクアパッツァでは、すでに水中ハウジングのDP1x、DP2sへの対応を表明している。

左がDP1用「APSG-DP1」、右がDP2用「APSG-DP2」。ともに全10色で4月発売。価格は10万2,900円。プロ仕様表面処理を行なうとプラス2万円
SD14用の「APSG-SD14」。5月発売予定。価格未定

 なお2月22日発表の交換レンズ5製品は、残念ながら透明ケースの中での展示で、11日時点では手にとることが不可能だった。APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMはキヤノン用が3月5日に発売済み。そのほかはいずれも発売日、価格とも未定。

8-16mm F4.5-5.6 DC HSM17-50mm F2.8 EX DC OS HSM
85mm F1.4 EX DG HSMAPO 70-200mm F2.8 EX DG OS HSM
APO 50-500mm F4.5-6.3 DG OS HSMシグマブースといえばAPO 200-500mm F2.8/400-1000mm F5.6 EX DG。今回も来場者の人気を集めていた

(本誌:折本幸治)

2010/3/12 02:11