DxO、Mac OS X用「Optics Pro 5」をPowerShot S90に対応


PowerShot S90

 DxOは13日、RAW現像ソフト「Optics Pro 5」のMac OS X用を更新した。バージョン番号は5.3.7。対応OSはMac OS X 10.4/10.5/10.6。アップデートは無償で行なえる。

 更新内容は次の通り

  • キヤノンPowerShot S90に対応
  • Mac OS X 10.6(Snow Leopard)上でのインストール問題を解決
  • Mac OS X 10.6上の「設定」タブでズーム機能の利用時にクラッシュする現象を解決
  • マルチコアシステムでの処理安定性を向上
  • Mac OS X 10.6上におけるライセンス認証の問題を解決(複数のユーザー管理者アカウントがある場合)
  • オリンパスのカメラで撮影した多数の画像が入っているフォルダを参照する場合の安定性向上
  • Mac OS X 10.6でのPhotoshopプラグインの互換性を改善

 また、既知の機能制限として次の問題点を挙げている

  • キヤノン製デジタルカメラのJPEG画像に周辺光量補正を行なう機種を使用する場合、その情報を認識できず、ヴィネット補正が無効になる
  • 手動でライセンス認証をした場合、ライセンスの一時保留手続きができなくなる
  • Mac OS X用とWindows用でプリセットとサイドカーの互換性がない
  • Photoshop Lightroom 20.のスマートコレクションの参照がOptics Proから行なえない
  • フローティングモードでパレットが正しく機能しない
  • モジュールの曖昧性が解決するまでEXIF情報が表示されない
  • 「補正」タブの画像情報に画像のサイズが表示されない場合がある
  • ファイルブラウザをコラム表示にすると、画像ファイルの複数選択ができない

 Optics Proのヴィネット補正はカメラ側の周辺光量補正がオフになっている状態に対して処理を行なうため、撮影時の周辺光量補正をオフにするよう推奨している。

 Optics Proは、ボディとレンズに合わせた補正を行なう汎用RAW現像ソフト。Windows用は最新バージョンの「Optics Pro 6」が発売済み。Mac OS X用Optics Pro 6は2010年第1四半期にリリース予定。



(本誌:鈴木誠)

2010/1/14 14:14