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パナソニック「LUMIX S5II」「LUMIX G9PROII」などに最新ファームウェア

飛行機・列車認識やショート動画向け記録形式など

2025年1月23日 10:15

パナソニックは1月23日（木）、「LUMIX S5II」「LUMIX G9PROII」などのミラーレスカメラについて、最新ファームウェアを公開した。自動認識AFが飛行機や列車に対応するようになる。

主なアップデート内容は、自動認識AFへの飛行機認識・列車認識の追加。また、複数のフレームマーカーを表示する機能や、ショート動画向けの動画形式などが利用可能になる。

また、カメラボディだけでなく、交換レンズについてもアップデートが公開されている。

自動認識AFに飛行機認識・列車認識を追加

対応機種：LUMIX S5II、LUMIX S5IIx、LUMIX G9PROII

航空機や鉄道の撮影をアシスト。飛行機認識では「機体」「機首優先」、列車認識では「先頭車両」「主要部優先」を選択できる。

また、既存の車認識・バイク認識にも部位選択が追加される。

対応機種：LUMIX S5II、LUMIX S5IIx、LUMIX GH7、LUMIX G9II

任意のフレームを3つまで同時に表示できるようになる。各フレームの表示位置を変更できるほか、アスペクト比を維持したまま拡大・縮小させることも可能。

対応機種：LUMIX S5II、LUMIX S5IIx、LUMIX G9II（クロップズームのみ）

クロップズームにより、画像の中央部を切り出すことで、望遠レンズを使ったかのような撮影を画像を劣化させずに行うことができるという。

さらに「LUMIX S5II」「LUMIX S5IIx」では、光学ズームとクロップズームを組み合わせたハイブリッドズームも利用可能。レンズのズーム位置を広角端にしたまま、ズームリングの操作でズームが行えるという。

対応機種：LUMIX S5II、LUMIX S5IIx、LUMIX GH7、LUMIX G9II

SNSのショート動画を意識した低ビットレートの動画形式が追加される。

対応機種：LUMIX S5II、LUMIX S5IIx、LUMIX GH7、LUMIX G9II

スマートフォンアプリ「LUMIX Lab」Ver.1.3への対応により、スマートフォンへの接続が高速化。SNSへのシェアまでスムーズにできるという。

また、Bluetooth接続でスマートフォンをシャッターリモコンとして使用できるようになる。静止画および動画の撮影時に利用可能。

Wi-Fi接続によるカメラのリモート制御にも対応する。スマートフォンの画面でカメラのライブビューを確認しつつ、静止画・動画の撮影開始が可能。露出やホワイトバランスなどの基本設定やAF操作も行える。

「LUMIX S5II」「LUMIX GH7」については、LUMIX Labを介したライブ配信も可能になる。

対応機種：LUMIX GH7

対象機種：LUMIX S1、LUMIX S1R

沈同レンズ「LUMIX S 18-40mm F4.5-6.3」使用時のメッセージ表示を追加。レンズExif情報の追加も盛り込まれている。

対象機種：LUMIX S PRO 16-35mm F4、LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.、LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.

「LUMIX S PRO 16-35mm F4」「LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.」の2本について、ズーム中のおける像面位相差AFの性能が向上するファームウェアが公開される

また、「LUMIX S PRO 70-200mm F4 O.I.S.」「LUMIX S PRO 70-200mm F2.8 O.I.S.」のファームウェアには、ライカ製テレコンバーターとの互換性向上が含まれている。

本誌：折本幸治