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コシナ、全長63.3mmのライカM用中望遠レンズ「APO-ULTRON 90mm F2 VM」

シルバー/ブラックの2色展開

コシナは12月13日(金)、フォクトレンダーのライカMマウント用交換レンズ「APO-ULTRON 90mm F2 VM」を発表した。シルバーとブラックの2色展開で、2025年1月の発売を予定している。希望小売価格は13万2,000円。

軸上色収差を限りなくゼロにするアポクロマート設計の中望遠MFレンズ。7群8枚のレンズ構成のうち、6枚に異常部分分散ガラスを使用する新設計の光学系を採用した。35mm判フルサイズに対応するイメージサークルを持つ。

焦点距離90mmの中望遠レンズながら、全長を63.3mmとコンパクトに収めた。それはレンズ全体を繰り出すシンプルな構造と、空気レンズを応用した変形ゾナータイプのレンズ構成の採用により実現したという。レンジファインダー使用時の撮影フレームのケラレも抑制する。

最短撮影距離となる0.9mまで距離計に連動。ヘリコイドには純金属を使用し、シルキーな操作感覚と伝統的な光学式レンジファインダーを用いたピント合わせの醍醐味が楽しめるとしている。

リバース装着に対応する、金属製のバヨネット式専用フードが付属する。

  • 焦点距離:90mm
  • 口径比:1:2
  • 最少絞り:F16
  • レンズ構成:7群8枚
  • 画角:27.4°
  • 絞り羽枚数:12枚
  • 最短撮影距離:0.9m
  • 外形寸法:φ61.9×63.3mm
  • フィルター径:52mm
  • 重量:340g
本誌:宮本義朗