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パネルの追加で出力を拡張できるソーラー充電器
2024年11月29日 10:21
ロア・インターナショナルは11月28日(木)、パネルの追加で出力を拡張できるソーラー充電器「ソーラーブリック」を発売した。価格は4枚セットが1万3,900円、9枚セットが2万4,900円、追加パネル1枚あたりが3,580円。カラーはブラックとネイビー。セットには収納ケースが付属する。
7月にクラウドファンディングサイトのGREENFUNDINGで出資を募っていた製品。10月にプロジェクトを終了し、このたび通常販売が始まった。
ソーラーパネルとコントローラーからなる充電器。ソーラーパネルの四辺にマグネットを備えており、別のソーラーブリックを追加することで出力を拡張できる。コントローラーはUSB Type-CおよびType-Aの端子を1基ずつ搭載。蓄電機能はない。
パネルの追加による出力の上がり幅は1枚あたり最大1.2Wとしているが、プロジェクトのQ&Aによれば4枚で最大4.6W、9枚で最大10Wとなっており、それなりに損失が発生しているようだ。
IP42相当の生活防水機能を備えることでアウトドアでの使用にも適するとしており、防災用品としての活用を提案している。ただしコントローラー部分に防水性能はない。
ソーラーパネルを電源としてUSBで充電できる製品は数多く出回っているが、ごく小さい単位で出力を拡張できる製品は少ない。本機の場合は低出力な代わりに個々のパネルが小さく場所を取らない利点があるが、パネルの単価は高めとなっている。
- 1枚あたりの最大出力:1.2W(5V/2A)
- 最大拡張数:11枚(合計12枚)
- 想定使用期間:1日あたり3.5時間の使用で約5年、最長10年
- 外形寸法(パネル):88×88×5mm
- 重量(パネル):45g