ニュース
キヤノン、広角24mmの大口径Lレンズ「RF24mm F1.4 L VCM」
動画撮影を意識したフォーカス方式 ジンバル利用も効率的に
2024年10月30日 13:11
キヤノンは、広角24mmの大口径単焦点レンズ「RF24mm F1.4 L VCM」を12月に発売する。店頭予想価格は23万円前後。
同時発表の「RF50mm F1.4 L VCM」および7月に発売済みの「RF35mm F1.4 L VCM」とあわせ、統一設計コンセプトを採用する製品。外装流用設計により、計3本による1.4シリーズを構成する。外観だけでなく、重心バランス、口径、リング配置の統一を実現した。ジンバルなどでの撮影効率化に寄与する。また、描写についてもシリーズ共通を謳う。
Vlogや人物入りの動画で使いやすい焦点距離24mmに、F1.4の開放F値を組み合わせている。非球面レンズ1枚、UDレンズ2枚を採用し、画面周辺のサジタルコマフレアの低減や、色収差の補正・色にじみの抑制を図ったという。
フォーカス駆動方式もシリーズ共通。VCM(ボイスコイルモーター)とナノUSMを組み合わせた電子式フローティングフォーカス制御を採用する。F1.4シリーズ共通のもので、動画撮影時のフォーカスブリージングを抑制するとしている。
動画の撮影中に絞りをマニュアルコントロールできる「アイリスリング」を採用。クリック感がないことから、なめらかな絞り変化による表現が可能になる。回転方向はCINEMA EOS SYSTEMのシネマレンズと共通。
本体は防塵防滴仕様。前面のフィルター径はφ67mm。差し込み式のリアフィルターホルダーも備えている。
- 焦点距離:24mm
- 開放Fナンバー:F1.4
- 最短撮影距離:0.24m
- レンズ構成:11群15枚
- 手ブレ補正光学系:なし
- 特殊レンズ:UDレンズ2枚、ガラスモード(GMo)非球面レンズ1枚
- コーティング:ASC、SWC、フッ素コーティング
- 絞り羽根枚数:11枚
- フォーカス駆動方式:VCM+ナノUSB
- フィルター:前面ねじ込み式φ67mm+リアフィルターホルダー差し込み式
- 外形寸法:約φ76.5×9.3mm
- 質量:約580g