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単焦点中望遠の「LAOWA Nanomorph」アナモフィックレンズ

LAOWA Nanomorph 65mm T2.4 1.5x Cine(Amber)

株式会社サイトロンジャパンは、LAOWAブランドのS35用アナモフィックレンズ「Nanomorph」シリーズの新製品を11月8日(金)に発売する。

手持ち撮影やワンオペでの撮影にも対応するように設計されたというシネマレンズ。焦点距離の異なる「LAOWA Nanomorph 65mm T2.4 1.5x Cine」と「LAOWA Nanomorph 80mm T2.4 1.5x Cine」を追加した。

対応マウントとして、ミラーレスカメラ用(キヤノン RF、ソニーE、ニコンZ、富士フイルムX、マイクロフォーサーズ、DJI DL、L)と、Arri PL/キヤノン EF(交換式)を用意。

また、フレアカラーの異なる3種類(Amber、Blue、Silver)をそれぞれに用意する。

価格は、ミラーレスカメラ用が各24万円前後、Arri PL/キヤノンEFマウント用が33万円前後。なお、ミラーレスカメラ用では、別売の「Nanomorph Zoom用交換バヨネット」(1万1,000円前後)を利用することで、マウントの変更に対応する。

両レンズ共に、1.5倍のスクイーズ比を実現。スクイーズ比1.33倍のアナモフィックレンズよりも、さらに美しいボケ効果が生み出せるという。

加えて、どちらも最短撮影距離は70cmとなっており、被写界深度を浅くすることができるとしている。

なお、両レンズのバンドル製品「65/80mmバンドル(レンズ2本セット)」や、既存レンズを含めた「27/35/50/65/80mmバンドル(レンズ5本セット)」も用意。

価格は、2本セットのミラーレスカメラ用が各44万円前後、Arri PL/キヤノン EFマウント用が61万円前後。2本セットのミラーレスカメラ用が各97万円前後、Arri PL/キヤノン EFマウント用が141万円前後。

LAOWA Nanomorph 65mm T2.4 1.5x Cine作例
LAOWA Nanomorph 80mm T2.4 1.5x Cine作例

LAOWA Nanomorph 65mm T2.4 1.5x Cine

共通仕様

  • 焦点距離:65mm
  • T値:T2.4-16
  • 画角:36.8°×15.8°
  • イメージサークル:28.8×18mm
  • フォーマット:Super 35
  • スクイーズ比:1.5倍
  • レンズ構成:13群15枚
  • 絞り羽根枚数:13枚
  • フォーカスリング回転角:270°
  • 絞りリング回転角:78.6°

ミラーレスカメラ用(ソニー Eマウントの値)

  • フィルター径:62mm
  • 外形寸法:67×132mm
  • 質量:690g

Arri PL/キヤノン EFマウント用

  • フィルター径:77mm
  • 外形寸法:84×95mm
  • 質量:820g

LAOWA Nanomorph 80mm T2.4 1.5x Cine

共通仕様

  • 焦点距離:80mm
  • T値:T2.4-16
  • 画角:30.2°×12.8°
  • イメージサークル:28.8×18mm
  • フォーマット:Super 35
  • スクイーズ比:1.5倍
  • レンズ構成:13群14枚
  • 絞り羽根枚数:13枚
  • フォーカスリング回転角:274°
  • 絞りリング回転角:81°

ミラーレスカメラ用(ソニー Eマウントの値)

  • フィルター径:62mm
  • 外形寸法:67×141mm
  • 質量:710g

Arri PL/キヤノン EFマウント用

  • フィルター径:77mm
  • 外形寸法:84×110mm
  • 質量:830g
飯塚直

パソコン誌&カメラ誌を中心に編集者として活動後、2008年からフリーに転向したフリーランスエディター。商業の大判プリンターから家庭用のインクジェット複合機、スキャナー、デジタルカメラなどのイメージング機器が得意。現在、1児の父。子供を撮影する望遠レンズと、高倍率コンパクトデジタルカメラの可能性を探っている。