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ニコン、コンパクトな大口径標準レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.4」

F1.8レンズと同等のサイズ 芯の柔らかな開放描写

ニコンは、35mmフルサイズに対応する交換レンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.4」を9月27日(金)に発売する。希望小売価格は8万1,400円。

明るい開放F値でボケ表現が楽しめる標準単焦点レンズ。明るい開放F値を持ちながら、同焦点距離のS-Lineレンズ「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」と同等のサイズ感を実現し、持ち歩きやすさを特徴としている。類似のコンセプトで35mmの非S-Lineレンズを7月19日に発売済み。

絞り開放時は芯のやわらかな描写が得られ、絞り込むことでシャープな描写に変化する。明るいレンズで大きなボケ表現を味わいたいユーザーに向けて訴求する。Fマウント用の「AF-S NIKKOR 50mm f/1.4G」を上回る描写性能を持つという。

なお、周辺部までの高い描写を求める場合はS-Lineレンズの「NIKKOR Z 50mm f/1.8 S」が適しているとされる。

AF駆動にはSTM(ステッピングモーター)を採用。静粛性に優れており、動画でも活用できるという。フォーカスブリージングに配慮した設計としている。

鏡筒には金属リングを採用。ファインダーを覗いた状態での操作性に配慮し、フォーカスリングとコントロールリングで異なる形状のローレットパターンとしている。各所にシーリングを施し、防塵防滴を実現した。

装着イメージ

主な仕様

  • レンズ構成:7群10枚
  • 絞り羽根:9枚
  • 最短撮影距離:0.37m
  • 最大撮影倍率:0.17倍
  • フィルター径:62mm
  • 外形寸法:約74.5×86.5mm
  • 質量:約420g
本誌:佐藤拓