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ユニクロのチャリティTシャツに、国際的写真家集団マグナム・フォトとコラボの新コレクション

支援活動の瞬間をTシャツに

ユニクロのチャリティTシャツプロジェクト「PEACE FOR ALL」に、国際的写真家集団マグナム・フォトとコラボレーションした新コレクションが登場する。発売は9月20日(金)。価格は1,500円。

同プロジェクトは世界の平和を願って2022年6月に開始したもので、これまで41組とコラボレーションして400万枚以上のTシャツを販売。その売り上げの一部は、世界各地で避難生活を強いられている人々の命を守る緊急人道支援や、紛争などの影響で困難な状況に直面する子どもたちへの支援などに充てられており、寄付額は12億円を超えている。

写真家集団マグナム・フォトはこのプロジェクトに賛同。現マグナム・フォト会長のクリスティーナ・デ・ミデルら3名の写真家が、プロジェクトの寄付先団体の活動拠点となるベトナムとルーマニア、エチオピアで、現地の支援活動を撮影した写真をTシャツにプリントした。

今回のコラボレーションにより、マグナム・フォトの報道と芸術の融合で表現した作品を通して、「『Tシャツを買って、着る』というアクションが、世界のどこで、どのように役立てられ、どんな人に力を与えることができたのか」を伝えていく。

マグナム・フォト会長のクリスティーナ・デ・ミデル(1975年、スペイン生まれ)は、国際NGOプラン・インターナショナルが取り組むベトナムでの児童婚防止、学生寮の建設・衛生施設整備などを取材。そこでの子どもたちの様子を撮影した。

クリスティーナ・デ・ミデル

2020年から2022年まで会長を務めたオリヴィア・アーサー(1980年、イギリス生まれ)は、ウクライナから避難してきた子どもたちやその家族を支援するセーブ・ザ・チルドレンの活動を取材した。避難先となっているルーマニア(ブカレスト市)での子どもたちの様子を撮影。

オリヴィア・アーサー

2022年からマグナム・フォトに参加しているリンドグシェ・ソベクワ(1995年、南アフリカ生まれ)は、エチオピアで紛争や迫害により故郷を追われた人に食料、生活必需品、教育支援を行うUNHCRの活動や、現地で暮らしている人々を撮影した。

リンドグシェ・ソベクワ
本誌:宮本義朗