ニュース

キヤノン、ストロボのエントリーモデル「スピードライト EL-10」

スマホアプリを使ってオフカメラでの撮影も

キヤノンは、クリップオンストロボ「スピードライト EL-10」を6月28日(金)に発売する。直販価格は税込4万3,450円。

マルチアクセサリーシューに対応するエントリーモデルとしており、430EX系統の後継機種だという。

最大ガイドナンバーは40。上位機種「EL-5」と同様の1/1,024微小発光が可能。24-105mmに対応するズーム機能を持つ(ワイドパネル使用時は14mmに対応)。そのほかハイスピード、スローシンクロに対応する。

電波通信ワイヤレス機能を搭載。スピードトランスミッター「ST-E10」のほか、スマートフォンアプリ「Camera Connect」と連携することで、オフカメラ撮影も可能。手軽にワンランク上の撮影ができるとしている。発光量やシンクロ設定、調光補正、FEB、多灯制御などアプリから設定できる。

多灯撮影時も、同機種をセンダー・レシーバーとしてE-TTLにて撮影することで、周囲の環境に応じてストロボ光量が自動で調整される。最大で5グループの制御が可能となっている。

電源は単3形電池×4本。放熱板の拡大により基板の放熱性が向上。連続フル発光回数は、従来機種「430EX III-RT」で約25回だったところ、EL-10では約50回に向上した(照射角50~105mm・3秒以下の連続フル発光時)。

E-TTLやMモードのほかC1、C2、C3のカスタムモードを備え、カメラのカスタムモードと連携可能となった。EOS R6 Mark II、R8、R50においては、カメラ側のボタン操作でFEメモリーの設定に対応する。

発光部は上90°、左150°、右180°に回転可能。

外形寸法は約70.6×116.3×98.3mm、重量は約284g(電池除く)。

本誌:佐藤拓