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レンズカスタマイズソフト「TAMRON Lens Utility」がアップデート…MF時のフォーカス範囲指定機能など追加

株式会社タムロンは5月30日(木)、PC用ソフトウェア「TAMRON Lens Utility」およびスマートフォン用アプリ「TAMRON Lens Utility Mobile」の最新版を公開した。いずれもバージョン番号はVer.3.0。

同社製交換レンズのカスタマイズに対応するソフトウェア。新バージョンでは既存機能のアップデートに加え、3つの新機能が搭載された。

「フォーカスストッパー」(新機能)は、動画撮影においてマニュアル操作時にフォーカス範囲を指定できる機能。狙った範囲からピントが行き過ぎるのを防止するという。

「アストロフォーカスロック(アストロ FC-L)」(新機能)は、星景撮影時に星にピントを合わせられる機能。フォーカスが無限遠に固定され、MFリングの操作を無効化(ロック)。誤操作によるピントずれを回避する。

「デジタルフォローフォーカス(DFF)」(新機能)は、TAMRON Lens Utility Mobile専用の機能。2点間のフォーカス範囲の指定や、フォーカス操作をスマートフォンの画面上で行えるというもの。絞りリングとフォーカスリングの回転方向、指標の単位、EVステップも変更できる(ニコン Z マウント用は絞りリングとEVステップ設定に非対応)。

フォーカスセットボタンの操作後に、フォーカス移動の発動を遅らせることが「ディレイスタート」(既存機能)もアップデート。フォーカスセットボタンを押した際に生じるブレや音を防止できる。

本誌:宮本義朗