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手のひらサイズの“鍵”で写真を共有…富士フイルムの新クラウドサービス「KiT Photo Album Cues」が提供開始

富士フイルムイメージングシステムズ株式会社は3月29日(金)、写真共有クラウドサービス「KiT Photo Album Cues」の提供を開始した。「写真幸福論」プロジェクトの一環として展開する新たなサービスで、CP+2024のブースでも参考展示していた。

スマートフォン用認証デバイス「Cues」を使ってクラウドにアクセスする写真共有サービス。専用アプリを立ち上げて、スマートフォンにCuesを近づけることで写真を閲覧できるようになる。Cuesがまさに“鍵”の役割を果たしており、“同じCuesを持つ人”という限られた範囲で写真を共有できる仕組みになっている。価格は3,740円~4,950円/個(税込)。

CP+2024の富士フイルムブースで撮影
スマートフォンにCues(画像下)を近づけて近づけると共有アルバムにアクセスできる

共有したい写真は同社Webサイト「Prints & Gifts」にアップロード。最大400枚の画像を保存できる。写真1枚ずつにメッセージを入れられるのも特徴。

Cuesの本体およびケースは、お気に入りの写真を表紙にすることも可能。ストラップホールを備えており、持ち運びも容易としている。スマートフォンの中に埋もれがちな思い出をあえて形にして持つことで、相手との絆を感じられるほか、贈り物としても利用できるという。

アルバムに入れる写真、本体/ケース表紙の写真を選び、共有する人数分の「Cues」を注文する
「Cues」が手元に届いたら専用アプリを立ち上げて、「Cues」をコネクトする
「Cues」を持っている人で、リアクションやコメントを送ることができる

なお同サービスは、音楽メディア「KiTalbum」を開発したMUZLIVE社(韓国)との共同開発としている。

本誌:宮本義朗