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【CP+2024】ASUSが初出展 クリエイター向けブランド「ProArt」製品を展示
2024年2月26日 10:28
PC業界大手のASUSがCP+に初めて出展していたのでレポートしたい。クリエイター向け製品ブランド「ProArt」のノートPCやモニター、マザーボードを組み込んだPCの展示を行なっていた。
ProArtに属する製品で最もラインナップが充実しているのは液晶モニターだ。写真編集やレタッチ向けのモデルも存在するが、展示では映像制作向けの有機ELモニター「PA32DC」といった高級機種や、「PA27UCX-K」(4K)「PA279CRV」(4K)、「PA248CRV」(WUXGA)が試用できる。
ProArtの最新製品は9日発売のGeForce RTX 4070 Ti Super搭載グラフィックボード「PROART-RTX4070TIS-O16G」だが、会場には上位モデルの「PROART-RTX4080S-O16G」を組み込んだPCを展示している。
このPCはProArtの現行ラインナップにあるPCケース「PA602」、マザーボード「Z790-CREATOR WiFi」、CPUクーラー「LC 420」をすべて使った「ProArtクリエイターモデル構成例」だ。メモリは192GB(48GB×4)でストレージは1TB SSD、OSはWindows 11 Pro。システムとしての特徴はケースに200mmファン×2、140mmファン×1を搭載するなど冷却性能を考慮した点と、メモリを大量に積んでいるところ。
まるでゲーミングPCのような構成だが、特に映像編集などの重い処理を行なう際に本来の性能を出しきるには冷却が重要という点で共通点がある。やや乱暴な話だが、ゲーミングPCとして通用する性能のPCであれば、映像編集や画像処理にもそれほど支障が出ない可能性が高い。
またクリエイター向けのPCであれば数十GBを超える巨大なファイルを扱うこともあるので、一般的な使用シーンでは不必要な大容量メモリを搭載することで、作業速度の高速化を図っている。
ASUSスタッフによれば、ProArtブランドは2023年から徐々に製品ラインナップを拡充しており、2022年以前から展開していたPCモニターだけでなく、ノートPCやマザーボード、CPUクーラー、PCケースなどの新しい製品をクリエイター市場向けに紹介する流れの中で、今回の出展に至ったとしている。
ブースに展示しているPCには「DaVinci Resolve Editor Keyboard」や「DaVinci Resolve Micro Panel」を接続しており、動画編集時における画面の見え方やPCパフォーマンスを試せるようになっていた。