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ニコンのタイ工場がAI警備システム導入。緊急発生時の初動体制を強化

Nikon Thailand Co., Ltd.は2月9日(金)、タイ工場(アユタヤ)で次世代AI警備システム「AI Security asilla」の実証実験を開始した。国外の施設では初の実証実験となる。

今回導入した行動認識AIは株式会社アジラによって開発されたもの。現場の労働安全衛生の改善及び警備品質の向上を目的に導入された。

転倒をはじめとする事故やその他トラブルをAIにて常時見守り、異常発生時には即時通知を行うことで緊急発生時の初動体制強化に務める。事象発生から検知まで約1秒ほどだという。

Nikon Thailandはデジタルカメラ、交換レンズ、デジタルカメラ用ユニットの製造を主要事業とする、株式会社ニコンの生産子会社。「人と機械が共創する社会の中心企業を目指すニコングループとして、AIを活用した安全な現場づくりを進めていきます」としている。

本誌:佐藤拓