電視観望機能を新搭載したオールインワン天体撮影ソフト「ステラショット3」

株式会社アストロアーツは12月13日（水）、Windows用天体撮影ソフト「ステラショット3」を発売した。価格（税込）はパッケージ版が3万6,300円、ダウンロード版が3万1,185円。フルカラー272ページからなる「ステラショット3公式ガイドブック」も同時発売している（税込4,400円）。

天体の位置計算・星図表示と、赤道儀やカメラ・オートガイダーなどの機器制御をまとめて行う天体撮影ソフト。天体導入からピント合わせ、フィルター選択、構図の調整などをオールインワンでアシストする。今回、約4年ぶりのバージョンアップとなる。

本格的な電視観望を楽しめるという、「ライブスタック」機能を新搭載。CMOSカメラおよびデジタルカメラに対応し、画像のレベル調整やカラー調整を行いながら天体をモニター上に映し出せる。ダーク補正やフラット補正を備えており、ノイズのない画質で電視観望できるとしている。

ライブスタック機能

電動フォーカサーとカメラの連動制御によるオートフォーカスを実装した。恒星を自動で検出し、映像を判定しながらピント位置を自動調整する。星の大きさ（半値幅）を使ってピント合わせを行う従来のアルゴリズムに加えて、「コントラスト」を使うことで月面のように星像のない視野でもAFが可能になったという。

電動フォーカサーによるオートフォーカス機能

機器制御もさらに充実しており、CMOSカメラではオフセット設定や冷却カメラの温度上昇制御、防露ヒーター制御などを追加している。

そのほか既存の機能も改善。ソフト全体でユーザーインターフェースを改良しており、使いやすさが向上したという。専用コントロールボックス「GearBox」（別売）は、従来のWi-Fi接続機能に加えてLAN接続にも対応し高速データ転送が可能になったとしている。既にGearBoxを所有している場合はファームウェアアップデートで対応する。

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