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Ankerがコラボレーション施策を拡大。“FMVに同梱”や“Snow Peak共同開発のバッテリー”
カスタマーサービスにAIを導入も
2023年11月2日 12:46
アンカー・ジャパン株式会社は11月1日、渋谷ヒカリエで新製品発表会「Anker Power Conference 2023 Fall」を開催。その中で、同社の今後の取り組みのひとつ、他社とのコラボレーション展開について発表した。
“FMV”や“Snow Peak”とコラボ
同社代表取締役CEO 猿渡歩氏は、「2023年はパートナーと共に成長した」とコメント。日本交通との関係においては、都内5,000台以上のタクシーにAnkerのケーブルを設置。清水建設とは、工事現場の二酸化炭素排出量の削減のため、ソーラーパネルやポータブル電源を使った実証実験を行った。また、品川プリンスホテルとは、モバイルプロジェクター「Nebula Capsule 3 Laser」などを設置した「Anker Room」も企画した。
そして今回新たに、富士通クライアントコンピューティング株式会社との連携を発表。14.0型ワイド液晶搭載ノートPCで世界最軽量を謳う、FMVブランドの「UHシリーズ」3製品の同梱品として、Anker製のUSB急速充電器とUSB Type-Cケーブルを選択できるようになった。ノートPCに同梱される一般的な60W出力以上の充電器に比べて、この急速充電器+ケーブルの組み合わせでは約55%の小型化が図られるという。
対象製品はWU-X/H1、WU2/H1(5Gモデルを含む)、WU4/H1の3モデルで、今後拡大する可能性もあるとしている。同梱するUSB急速充電器は、最大65W出力に対応する「Anker PowerPort lll 3-Port 65W Pod」。USB Type-Cケーブルは外装にシリコーン素材を使用した「Anker PowerLine Ⅲ Flow USB-C & USB-C ケーブル 1.8m」。
このほか、アウトドアブランド「Snow Peak」とバッテリーにおける共同開発を実施。アウトドア用モバイルバッテリー「ギガパワーバッテリー」を発表した。
Ankerのバッテリー技術を搭載した大容量モバイルバッテリーで、容量1万5,000mAhと3万mAhの2モデルをラインアップ。デザインはSnow Peakを象徴するガスストーブ「ギガパワーガス」を踏襲し、“Snow Peakらしいデザイン”に仕上げたという。
天面と側面にUSB Type-Cポートを搭載。3万mAhモデルは最大出力65Wに対応する。今後Snow Peakから発売予定の「ギガパワーランタン」などを接続することで、キャンプシーンを彩るグッズとしても活用できるとしている。
発売は2024年夏頃。予定価格(税込)は1万5,000mAhモデルが2万4,200円、3万mAhモデルは3万6,300円。