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カラーチャート検知に対応した「DxO PhotoLab 7」

LUTに新対応 モノクロ編集も強化

DxO Labsは9月27日、写真編集ソフト「DxO PhotoLab 7」を発売した。Windows版とMac版を用意し、税込価格は2万5,900円。PhotoLab 5、PhotoLab 6からのアップグレードは1万1,900円。

キャリブレーションデータを用いた諸収差の修正や、AIを活用したディティール向上とノイズ除去などを特徴とした写真編集ソフト。

PhotoLab 7では、Calibrite、Datacolorといったメーカーが提供するカラーキャリブレーションツールとの連携が追加された。撮影したカラーチャートの種類を指定して配置することで、ソフト側がチャートを検知してカラープロファイルを適用できるという。

17種類におよぶルックアップテーブル(LUT)への対応も含まれる。カラーコントロールのHSL編集を部分調整に統合、モノクロ編集に6チャンネルミキサーを追加するなどの変更もある。

LUTモードを搭載
同じモードで扱われていたカラーとモノクロが別のモードとなった。上のアイコンで切り替える

そのほかPhotoLab 6.2で実装されたAIを活用したノイズ除去「DeepPRIME XD(eXtreme Details)」などといった基本性能は継承する。

DxO Photolabは「Optics Pro」を受け継ぐ同社の旗艦製品。同社はレンズとカメラの組み合わせで生じる各収差を修正するキャリブレーションデータを約8万6,000通り保有し、ソフトを通すことでデータの画質が向上する点を特徴のひとつとしている。

本誌:佐藤拓