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アップル、チタン外装になった「iPhone 15 Pro」「iPhone 15 Pro Max」。カメラ性能を強化
2023年9月13日 09:11
iPhone 15 Pro / iPhone 15 Pro Max
6.1インチと6.7インチの2モデルを展開。価格はiPhone 15 Proが税込15万9,800円から(128GB/256GB/512GB/1TB)、iPhone 15 Pro Maxが税込18万9,800円から(256GB/512GB/1TB)。
従来のステンレスに代わり、強くて軽量なグレード5チタニウムを外装に採用。表面にはPVDコーティングを施した。iPhone 14 Proの206gに対し、iPhone 15 Proは187gとなっている。プロセッサは業界初の3nmチップとなるA17 Proを搭載する。
メインカメラは、クアッドピクセルセンサーを用いた48MPカメラシステムを継承。従来は通常時12MP、オプションとして48MPのProRAW記録が可能だったが、iPhone 15世代では24MPをデフォルト解像度に設定可能。48MPのHEIF記録にも新たに対応する。ポートレートモードはピント位置の変更や被写界深度のコントロールを可能としている。
メインカメラはいずれも3つ。iPhone 15 Pro Maxのみ望遠カメラを35mm判換算120mm相当としている。120mm相当の望遠カメラは光が4回反射する「テトラプリズム」構造を採用し、より長い焦点距離を確保した。手ブレ補正機構もスマートフォン史上初というセンサーユニットが3方向(縦横と前後)に動く方式とし、最大で毎秒1万回の微調整を行う。
搭載カメラの一覧は次の通り。24mm相当の広角カメラでは、センサー中央部分を使った2倍の48mm相当に加え、新たに28mm相当と35mm相当の画角も選べる。
・0.5倍:13mm相当F2.2、12MP・1.4μm
・1倍:24mm相当F1.78、48MP・2.44μm、第2世代センサーシフトOIS
・3倍:77mm相当F2.8、12MP・1μm(※iPhone 15 Proのみ)
・5倍:120mm相当F2.8、12MP・1.12μm(※iPhone 15 Pro Maxのみ)
動画機能では、外部ストレージへのProResビデオ直接録画に対応。また、2023年内にApple Vision Pro(米国で来年初旬発売予定)向けの空間ビデオを撮影できるようになるという。iPhone 15 Pro/Pro Maxを横位置で保持し、横に並ぶレンズ2つを使って3次元撮影を行う仕組み。
歴代iPhoneに側面に備わっていた「着信/サイレント」のスライドスイッチは、「アクションボタン」に一新。長押しで着信/サイレントを切り換えられるほか、カメラの起動、ボイスメモの録音開始など任意のショートカットを選べるようにした。
底部の接続端子はLightningからUSB-C(USB Type-C)に変更。USB 3ケーブルを使用することで、最大10Gbpsのデータ転送が可能になるという。AirPods Pro(第2世代)も、充電ケースにUSB Type-C端子を採用したモデルを9月22日に発売する。
iPhone 15 Proシリーズ、iPhone 15シリーズともに、iPhoneをより修理しやすくするという新しい筐体内部構造を採用。背面のガラス交換が簡単になるとしている。
iPhone 15/ iPhone 15 Plus
6.1インチと6.7インチの2モデルを展開。価格はiPhone 15が税込12万4,800円から(128GB/256GB/512GB)、iPhone 15 Plusが税込13万9,800円から(128GB/256GB/512GB)。
メインカメラに48MPのクアッドピクセルセンサーを搭載し、インカメラと通話スピーカー部分を画面UIに融合させた「Dynamic Island」を採用するなど、従来のProモデルに見られた特徴が一部取り入れられている。
メインカメラは超広角と広角(48MP)の2つを搭載。広角カメラの中央部分を使った2倍望遠も選択可能。プロセッサはA16 Bionic。ディスプレイはHDRピーク輝度1,600ニトのSuper Retina XDR(OLED)となった。
今回の新製品より、別売ケースなどのアクセサリーでレザー素材の使用を廃止し、ファインウーブン(マイクロツイル)を用いたものに切り換える。
Apple Watch Series 9 / Apple Watch Ultra 2
スクリーンに触らずにApple Watchを装着している手でダブルタップ(人差し指と親指を2回タップする)する操作を新たに採用(10月登場予定)。片手が塞がっている状態でも電話への応答やアラームのスヌーズなどが可能になる。iPhoneカメラのリモートレリーズとして使う場合も、Apple Watch画面上のシャッターボタンをもう一方の手でタップする必要がなくなる。
また、第2世代の超広帯域無線チップを搭載したことで、置き忘れたiPhoneの正確な場所(距離と方向)を示す機能も利用できるようになった。
Apple Watch Series 9はアルミニウムとステンレススチール素材のケースを用意。アップル初のカーボンニュートラル製品であることも強くアピールされており、別売の時計バンドも代替素材の採用が進められる。ケースサイズは45mmもしくは41mm。価格は税込5万9,800円から。
Apple Watch Ultra 2は引き続き49mmサイズのチタンケースを採用。海面下500mから世界最高峰9,000mまでの範囲で製品テストを行ってきたという。通常時の動作時間は36時間で初代Ultraと同じ。再生チタニウムを使用し、一部のバンドとの組み合わせでカーボンニュートラルを達成しているという。価格は税込12万8,800円から。