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ソニー、「Xperia 5 V」に最新の積層型CMOSイメージセンサーを採用
2023年9月1日 16:37
ソニーは9月1日、5G対応スマートフォン「Xperia 5 V」をグローバルで発表した。日本での発売時期・価格などは未定。
「Xperia 5 IV」（2022年9月発表）の後継モデル。カラーバリエーションはブラック、プラチナシルバー、ブルー。
従来機種で3基搭載されていたカメラは、16mm相当＋24mm相当の2基へと数を減らした。ただし24mm相当には、最新の2層トランジスタの積層型CMOSイメージセンサー「Exmor T for mobile」を採用。フォトダイオードとトランジスタをそれぞれ拡大して配置することで、1画素あたりの集光率を最大化したほか、高感度・低ノイズ撮影を実現したとしている。
前モデルでは望遠撮影を60mm相当のカメラで対応していたが、本機では24mm相当のカメラを使った48mm相当までのデジタルズームでそれを補う。デジタルズームではあるものの、前述の新イメージセンサーの採用により、ピクセルピッチは前モデルより約10％大きくなる。そのため、画質そのものは向上しているという。
ボケ機能も進化した。被写体・背景の境界線の精度が向上したほか、被写体の距離に応じた自然なボケ具合を実現したとする。
「S-Cinetone for mobile」、「クリエイティブルック」といった、ミラーレスカメラ「α」から受け継いだ機能も使用できる。
新アプリ「Video Creator」も今回から搭載される。複数のビデオクリップを選ぶと自動的に動画を生成するもので、用意されたBGMに合わせた編集が行われる。
120Hz駆動の6.1型有機ELディスプレイを搭載。引き続きHDRの表示に対応する。今回はさらに、SDRコンテンツの白飛びや暗部を調整する「リアルタイムHDRドライブ」が利用できるようになった。また、上位機種と同等の「Gorilla Glass Victus 2」を新たに採用する。
バッテリーも強化された。放電容量は5,000mAhと変わらないが、省電力化により、1日使っても約50%のバッテリー残量を確保するという。
microSDカードスロットも引き続き搭載。
音声出力周りのトピックとしては、前モデルから進化したアンプを搭載。音質を向上させたという。
主な仕様
- チップセット：Snapdragon® 8 Gen 2 Mobile Platform
- ネットワーク：5G Sub6
- メモリ容量：8GB RAM＋128GB ROMまたは256 GB ROM
- 外部メモリ：microSD（最大1TB）
- ディスプレイ：6.1型21:9 FHD+120Hz HDR OLED
- リアカメラ：16mm相当（1/2.5型1,200万画素）、24mm相当（1.35型有効4,800万画素/記録1,200万画素）
- バッテリー：5,000mAh
- 外形寸法：154×68×8.6mm
- 重量：182g