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キヤノンEOS R5に本日提供。4億画素で記録する新機能「IBISハイレゾ撮影」

センサーシフト&画像合成

キヤノンは3月30日、同日に公開したミラーレスカメラ「EOS R5」の最新ファームウェアで、新機能「IBISハイレゾ撮影」を追加した。

1度のレリーズで撮像素子をずらしながら9枚の画像を撮影し、約4億270万画素の合成画像(JPEG)をカメラ内で生成・記録する機能。静止した被写体が推奨されており、複雑な建造物の輪郭や、人形やオブジェの細かい装飾などのディテールを高精細に再現するとしている。

カメラ内で自動合成されるため現像の手間が不要で、ワークフローの短縮に貢献するとしている。記録されるのは合成後のJPEG画像1枚のみ。記録された画像の確認は最新版のEOS UtilityもしくはDigital Photo Professionalで行うよう案内している。

撮影時はしっかりした三脚にカメラを固定するよう案内。加えて、セルフタイマーやリモートスイッチを使用するよう推奨している。手ブレ補正機能とストロボ撮影には対応せず、EF-Sレンズ、RF-Sレンズ、RF5.2mm F2.8 L DUAL FISHEYEは使用できないなど、一部に制約がある。カメラの電源をオフにすると、「IBISハイレゾ撮影」は「しない」に戻るという。

本誌:鈴木誠