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CO2削減活動が評価され、CDP「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」にキヤノンが選ばれる

CDP サプライヤー・エンゲージメント・リーダー2022ロゴ

キヤノン株式会社は3月27日、2022年の「サプライヤー・エンゲージメント評価」において、最高評価となる「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選定されたと発表した。

「サプライヤー・エンゲージメント評価」は、英国に本部を置く国際的な非営利団体CDPによって行われるもので、企業の気候変動に関するサプライヤーとの効果的な協働を評価するものとなる。

2022年は、全世界の企業を対象に調査が行われ、評価された企業の上位8%が「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」に選ばれたという。

同社は、企業理念「共生」の実現に向けて、豊かな生活と地球環境が両立する社会を目指し、2008年に環境ビジョン「Action for Green」を制定。

「ライフサイクルCO2製品1台当たりの改善指数年平均3%改善」を目標に掲げ、事業拠点だけでなく、サプライチェーンも含む製品ライフサイクル全体で継続的なCO2削減に取り組んでいる。

CO2排出量を含む主要な環境関連データに関しては、第三者による保証を受け、その正確性を担保としている。

加えて、サプライヤーに対しては、RBA行動規範を採用した「キヤノンサプライヤー行動規範」ならびに、「グリーン調達基準」への理解・遵守を要請。地球環境に配慮した調達活動の推進に取り組んでいる。

今回、サプライチェーンを含む継続的な取り組みが評価され、「サプライヤー・エンゲージメント・リーダー」へと選定された。

同社では今後も、サプライヤーとの協働により、製品ライフサイクルを通じたCO2排出量ネットゼロに向けた取り組みを推進していくという。

飯塚直

(いいづか なお)パソコン誌&カメラ誌を中心に編集・執筆活動を行なうフリーランスエディター。DTP誌出身ということもあり、商業用途で使われる大判プリンタから家庭用のインクジェット複合機までの幅広いプリンタ群、スキャナ、デジタルカメラなどのイメージング機器を得意とする。