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全112部門の「BCN AWARD 2023」、ミラーレス&一眼レフはキヤノンがシェア1位

株式会社BCNは1月16日、「BCN AWARD 2023」の受賞社を発表した。あわせて、ITに取り組む若者を対象としたコンテストで優秀な成績を収めた個人やチームを表彰する「BCN ITジュニア賞2023」の受賞者も発表している。

「BCN AWARD」は、デジタル家電やパソコンおよび関連製品とソフトウェアの部門別販売数年間1位(2022年1月1日~12月31日)のメーカーを決めるアワード。全国の主要家電量販店やカメラ量販店、パソコン専門店、ネットショップなどの実売データをもとに販売実績を集計している。第24回となる今回は、計112部門で58社が受賞した。

キヤノンが一眼レフ&ミラーレスで2冠

カメラカテゴリは5部門選出

カメラカテゴリでは、「デジタルカメラ(レンズ一体型)」「デジタルカメラ(一眼レフ)」「デジタルカメラ(ミラーレス一眼)」「デジタルビデオカメラ」「アクションカメラ部門」の5部門が用意された。

レンズ一体型部門ではソニー(22.1%。シェア率、以下同)が1位を獲得。2位にキヤノン(18.0%)、3位に富士フイルム(17.1%)が続いている。同部門は2020年から2021年まで3年連続でキヤノンが1位を獲得していた。

一眼レフおよび、ミラーレス一眼部門は、いずれもキヤノンが1位を獲得。一眼レフ部門のキヤノンのシェア率は76.8%。同部門では2012年よりキヤノンが連続で1位を獲り続ける状況となっている。一眼レフ部門は2位がニコン(17.2%)、3位がリコーイメージング(5.7%)。

ミラーレス部門のキヤノンのシェア率は31.7%。2位にソニー(29.4%)、3位にOMデジタルソリューションズ(14.3%)と続いている。

このほか、デジタルビデオカメラ部門ではパナソニックがシェア率42.4%で1位。アクションカメラ部門ではGoProがシェア率57.7%で1位を獲得している。

交換レンズ部門はソニーが受賞

カメラアクセサリのカテゴリは、「交換レンズ」「三脚・一脚」「カメラケース・バッグ」の3部門。

交換レンズ部門の1位はソニー(16.4%)が獲得。2位にキヤノン(15.9%)、3位にシグマ(14.5%)と続いた。なお、同部門は2010年から2021年まで、キヤノンが連続で1位を獲得していた。

三脚・一脚部門はハクバ写真産業(30.9%)が1位を、カメラケース・バッグ部門も同じくハクバ写真産業(41.0%)が1位を獲得している。

このほかカメラに関連するカテゴリでは、「カードリーダ部門」ではバッファローが13年ぶり、「フォトプリンタ部門」ではキヤノンが9年連続の受賞となった。「ハードディスクドライブ内蔵」「メモリカード」の2部門はウエスタンデジタルが受賞。

「BCN IT ジュニア賞 2023」も発表

ITに取り組む若者を対象としたコンテストで優秀な成績を収めるなどすぐれた技術をもつ学生を表彰する「BCN IT ジュニア賞 2023」と、各地で開催されている15~16歳以下を対象とする「U-15/U-16プログラミングコンテスト」の優勝者を表彰する「BCN ITジュニア U-16賞」もあわせて発表された。

同賞は、「技術立国日本の次代を担う若い世代にものづくりの情熱を伝え、IT産業に一人でも多くの優秀な人材を迎える」ことを目的に2006年に創設。今回で18回目となる。

BCN AWARD 2023の受賞社、およびBCN ITジュニア賞2023の受賞者一覧はWebサイトより確認できる。

本誌:宮本義朗