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タムロン、富士フイルムX用の「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD」。20万円

MF速度を選べる“MF SPEED”スイッチ採用

株式会社タムロンは、富士フイルムXマウント用レンズ「150-500mm F/5-6.7 Di III VC VXD(Model A057)」を10月13日に発売する。希望小売価格は税込20万9,000円。

Xマウントカメラで35mm判換算225-750mm相当の画角が得られる望遠ズームレンズ。手ブレ補正機構を搭載し、超望遠域での手持ち撮影をサポートするとしている。広角端の最短撮影距離が0.6mと短い点も特徴。同じスペックを持つソニーEマウント用が発売済み。

鏡筒側面のスライドスイッチに、ソニーEマウント用との違いが見られる。ソニーEマウント用ではAF/MF切り替えスイッチだった場所が、富士フイルムXマウント用では「MF SPEED」スイッチとなり、MF時のフォーカススピードが2段階で選択できるという。

ズームリングには、レンズ自重による鏡筒の不用意な動きを防ぐという「フレックスズームロック機構」を装備。ズームリングを前後にスライドさせることで、任意のポジションで瞬時にズーム位置のロックと解除が可能としている。

鏡筒は簡易防滴構造。可動部や接合部にシーリングを施した。また、レンズ最前面には防汚コートを施し、汚れの拭き取りなどのメンテナンス性に配慮している。

レンズ構成は16群25枚。最短撮影距離は0.6m〜1.8m(広角〜望遠)。絞り羽根は7枚(円形絞り)。最小絞りはF22-32。フィルター径は82mm。

最大径×長さは93×209.9mm。重量はレンズ本体が1,710g、付属の三脚座が155g。付属のレンズフードは先端に保護用ラバーを備える。

本誌:鈴木誠