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タムロン、富士フイルムX用の大口径標準ズーム「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD」。10.7万円

動画手ブレ補正にAI技術

株式会社タムロンは、交換レンズ「17-70mm F/2.8 Di III-A VC RXD (Model B070)」の富士フイルムXマウント用を7月8日に発売する。希望小売価格は税込10万7,800円。新型コロナウイルス感染症の影響により発売時期の見直しや供給遅れの可能性があるとしている。

手ブレ補正機構を搭載しながら小型軽量である点を特徴とする、APS-C大口径標準ズームレンズ。35mm判換算25.5-105mm相当の画角が得られる。鏡筒は簡易防滴構造とし、レンズ前面にも防汚コートを採用している。ソニーEマウント用が1月に発売済み。

AFはステッピングモーターRXDで駆動。静かな環境下での静止画/動画撮影に適するほか、動体へのフォーカス追従性にも優れるという。動画撮影時に発生するフォーカスブリージング(フォーカシングに伴う画角変化)も抑えた設計としている。

本レンズの手ブレ補正機構(VC)は、動画撮影時にAI技術を活用。ジャイロ信号からシーン判定を行い、より動画撮影に配慮した補正動作と行うとしている。補正段数は静止画/動画ともに非公表。

レンズ構成は12群16枚(ガラスモールド非球面2枚と複合非球面1枚を含む)。最短撮影距離は0.19〜0.39m(広角〜望遠)。フィルター径は67mm。絞り羽根は9枚(円形絞り)。最小絞りはF22。

最大径×全長は74.6×119.6mm。重量は530g。花型フードが付属する。

本誌:鈴木誠