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ソニー、画質とAF性能を向上。動画にも最適化した「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」。33万円
新規光学系の採用などで約29%軽量化
2021年10月13日 23:08
ソニーは、35mmフルサイズをカバーするEマウントレンズ「FE 70-200mm F2.8 GM OSS II」(SEL70200GM2)を11月26日に発売する。価格はオープン。店頭予想価格は税込33万円前後。
カメラボディ側の解像性能およびスピード性能の進化、動画撮影ニーズの高まりなどを受け、更なる高画質とAF性能を兼ね備えたという大口径望遠ズームレンズ。従来モデル「FE 70-200mm F2.8 GM OSS」は2016年9月に発売された。
今回のII型においては、ソニー純正のEマウントレンズならではという別売テレコンバーターへの対応と、AF対応のフルサイズ用70-200mm F2.8レンズで最軽量という点も特徴としている。マグネシウム合金部品を増やしたこと、鏡筒前方のレンズ配置を少なくした新規光学系、軽量なXDリニアモーターの採用により、従来モデルから約29%の軽量化(1,480g→1,045g)を達成したという。
AF駆動にはXDリニアモーター4基を使用。高速性は従来比で約4倍、ズーム中の追随性能は約30%向上しているという。手ブレ補正には動体撮影に最適化した「MODE 3」を追加。
新たに絞りリングを搭載。絞りリングを「Aポジション」もしくは「F2.8〜22の範囲」で固定する絞りリングロックスイッチも備えた。絞り羽根は11枚。絞り駆動は新開発ユニットにより静粛だとしている。
レンズ構成はXA(extreme aspherical)レンズ1枚、非球面1枚、ED非球面1枚を含む14群17枚。インナーズーム方式を継承している。反射防止のナノARコーティングII、メンテナンス性に配慮したフッ素コートを施した。
最短撮影距離は0.4〜0.82m。フィルター径は77mm。レンズフードは黒色の花型から白色の丸型に変更。レンズフィルターの回転操作をしやすくする操作窓も備えている。
最大径×全長は88×200mmで従来モデルと同じ。重量は1,045g(同梱の三脚座を含まず)。