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焦点工房、GFX用魚眼レンズ「TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye」を国内発売。3.3万円

株式会社焦点工房は9月10日、銘匠光学の魚眼レンズ「TTArtisan 11mm f/2.8 Fisheye」(富士フイルムGマウント用)を発売した。希望小売価格は3万3,000円(税込)。

富士フイルムの大型センサー搭載カメラGFXシリーズに装着できる焦点距離11mm(35mm判換算9mm相当)のMF魚眼レンズ。クロップなしで撮影すると四隅がケラレたような写りになり、35mm判フォーマットモードでクロップして撮影した場合、対角魚眼として使用できる。

クロップなしの場合(画像:焦点工房提供)
35mm判フォーマットモードを有効にした場合(画像:焦点工房提供)

レンズ構成は7群11枚(ED特殊低分散ガラス1枚および高屈折低分散ガラス4枚を含む)は、先行して登場した35mm判フルサイズミラーレス機各マウント用と同じ(キヤノンRF、ニコンZ、ソニーE、ライカLがある)。Gマウント用は8月に海外で先行して発売されていたが、このほど国内での発売が正式にアナウンスされた。

絞り羽根の枚数は7枚で、最小絞りはF16。電子接点は備えていないため、使用時はカメラ側の「レンズなしレリーズ」を有効にしておく必要がある。

最大径×全長は77×73mmで最短撮影距離は17cm。フィルターの装着は不可。重量は約520g。

なお、同社直販サイト上では「二刀流の楽しみ方」と題して、Lightroom Classicの使用を例に湾曲を補正するテクニックも紹介。魚眼レンズならではの湾曲と直線の立った描写の2通りでの楽しみ方が提案されている。

本誌:宮澤孝周