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推定200万円前後。ソニーの100V型業務用4K BRAVIAディスプレイの価格が判明

ソニーは6月23日、業務用として展開している4Kディスプレイ「BRAVIA」シリーズの100V型(FW-100BZ40J/BZ)について、店頭予想価格を発表した。

6月8日に発表された製品で、7月16日の発売を予定している4K表示(3,840×2,160)対応の大型ディスプレイ。製品発表時点では価格未定としていたが、このほど税込で200万円前後になるだろうとの推定価格が公開された(価格はオープン)。

100V型の外形寸法はディスプレイのみで226.0×129.7×9.8cm(スタンド含:226.0×134.6×47.5cm)。スタンドを含めた質量は88.9kg。

同社が紹介している100V型の主な用途は、オフィスのエントランスに設置してのサイネージ運用や大きな部屋に設置しての会議用途など。「BRAVIA」ブランドは同社の液晶テレビでも用いられている名称だが、100V型を含め、業務用の4Kディスプレイとして展開している本シリーズでは、テレビ機能は搭載されない。

100V型の運用イメージ

100V型では、600cd/平方メートル(ピーク輝度940cd/平方メートル)の高輝度表示に対応したパネルが用いられており、明るい場所でも高い視認性が得られるとして、特にオフィスエントランスのサイネージでの利用に適する製品だとしている。また、1秒間に60コマの映像を120コマで表示する「倍速駆動パネル」により滑らかな表示が得られるとしているほか、人が映像を見たときの注目箇所を検出するという認知特性プロセッサー「XR」を搭載。注目箇所を特に際立たせる処理を行うことで、自然で美しい映像表示を実現しているという。

同業務用4K BRAVIAディスプレイシリーズは、他に32V型など在宅勤務でも利用しやすいサイズも展開(税込9万円前後から)。幅広いラインアップで、学校や医療機関、店舗などでのデジタルサイネージ運用にも応えていくとしている。

4K BRAVIAディスプレイシリーズのデジタルサイネージ運用イメージ

本誌:宮澤孝周