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キヤノン、開発中の「EOS R3」について続報公開。背面画像も

EOS-1D X Mark IIIのバッテリーや「スマートコントローラー」を継承

EOS R3(レンズ装着例)

キヤノンは6月2日、開発中のミラーレスカメラ「EOS R3」について追加情報を公開した。一部の仕様詳細や、背面操作部のレイアウトなどが明らかになっている。

Webサイトで新たに記載された情報は次の通り。

低輝度撮影領域の拡大

・AF低輝度限界 EV-7.0以上(F1.2レンズ使用時、ISO 100)
・レンズ内光学式手ブレ補正機構とボディー内5軸手ブレ補正機構との協調制御により世界最高約8.0段の手ブレ補正効果(RF24-105mm F4 L IS USMの105mm時)

スピードと画質の両立

・RAW撮影でも最高約30コマ/秒の高速連続撮影

飛躍した捕捉性能

・ディープラーニング技術による人物・動物の検出に加えて、モータースポーツ(車・バイク)も認識可能に

高速撮影の快適化

・電子シャッター使用時にもストロボ撮影が可能
・CFexpress・SDカードの両メディアに対応

動画性能

・4K Canon Log3に対応
・4K オーバーサンプリングの実現
・RAW動画内部記録
・動画撮影中に人物・動物・モータースポーツの被写体追尾が可能

信頼性

・マグネシウム合金採用ボディ

背面

操作性

・マルチコントローラー、スマートコントローラー採用
・3つの電子ダイヤル(メイン電子ダイヤル、サブ電子ダイヤル1・2)
・バリアングルモニター搭載

ネットワーク

・有線LAN、5GHz無線搭載(11ac相当。対応モデルのみ。)
・バッテリーパックLP-E19を採用
・データ通信や電源供給が可能な新しいアクセサリーシュー搭載。新しいアクセサリーにも対応予定

EOS R3は、4月14日に開発発表された35mmフルサイズミラーレスカメラ。既存のEOS-1系とEOS 5系の間に新しいラインとして投入が予定されている。自社開発によるフルサイズ裏面照射積層型CMOSを搭載し、電子シャッター時に最高30コマ/秒のAF/AE追従撮影が可能としている、また、ファインダーを覗いた瞳の動きを検知してAFポイントを移動する「視線入力」への対応も話題を集めている。

参考:4月14日に公開されたEOS R3の画像

なおキヤノンWebサイトのEOS R3特設ページには、「期待を超えるだけで満足しない。期待を超えてこそEOS。」と記載されている。

本誌:鈴木誠