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Libec、動画向けのカーボン三脚4機種

カウンターバランス搭載の雲台やアーム・リモコンも

平和精機工業株式会社は、Libecブランドのビデオ向け三脚「NXシリーズ」4モデルと、ジブアーム「JB40」、リモコン「REC-LA」を11月下旬より順次発売する。

三脚「NXシリーズ」

軽量でありながら高い機能性を確保するというコンセプトで設計されたビデオ三脚。最大搭載重量4kgに対応する「NX-100C/100MC」と、同じく10kgに対応する「NX-300C/300MC」の計4モデルをラインアップしている。型番に付されたCはグランドスプレッダータイプを、MCはミッドスプレッダータイプを意味している。希望小売価格は「NX-100C/100MC」が税別10万円、「NX-300C/300MC」が税別15万円。

脚材にはカーボン素材を採用。上段のパイプ幅を広くすることでねじれ剛性や耐荷重性能を向上させているという。

全高/最低高はCタイプが168/53cm、MCタイプが167/80cm。重量はCタイプが4.1kg、MCタイプが3.8kg。

NX-100MC
NX-100C

雲台「NH-10」「NH-30」

NXシリーズの三脚とセットになっている雲台。2021年1月に単体での発売を予定している。単体での希望小売価格はNH-10が税別6万9,000円、NH-30が税別10万円。

最大搭載重量はNH-10が4kg、NH-30が10kg。

NH-10
NH-30

カウンターバランス機構を搭載。多様な撮影スタイルに対応するため、幅広い重量域をカバーできるように設計したとしている。調整幅は5段階。

ドラグシステムには、操作感や耐久性を重視し、金属積層ユニットを採用。樹脂ユニットと比較して動き出しが滑らかになり、経年使用時の耐久性にも優れるという。パン・ティルトは4段階のドラグ調整に対応。-40度から60度までの温度域で使用しても操作感が変わることがないとしている。

ベース部分には1/4、3/8インチのアクセサリーポートを搭載しており、重心高や前後バランスに影響を与えずに、モニターやライトをアクセサリーアームなどを使用して取り付けることができる。また、パン棒やアクセサリーを左側に取り付けることも可能だとしている。

ボールヘッド対応三脚(75mm)や、フラットベース機材への取り付けに対応する。

カメラプレートはスライド式。サイドからワンタッチでの装着が可能。ManfrottoやSachtlerの一部対応製品とも互換性があるとしている。

ジブアーム「JB40」

少人数のクルーでも運用できるように軽量とし、素早くセットできるようにシンプルな設計としたというジブアーム。希望小売価格は税別26万円。三脚、ドリー、ウェイトがセットになったキットが税別52万円。20201年2月発売予定としている。

アームの耐荷重量は最短時で最大30kg(最長時で20kg)。しなりやブレを抑えた設計としており、安定した撮影が可能だとしている。

メインアーム部の長さは63~100cm。重量は10.3kg。専用のキャリングケースが付属する。

リモコン「REC-LA」

ATOMOS社やBlackmagic Design社製のモニター一体型レコーダーやLANC対応カメラのREC操作に対応するリモコン。2020年12月初旬の発売予定としており、希望価格は税別1万8,000円。

対応機種の端子に接続するだけで使用可能。電源はCR2032を1個使用する。

外形寸法は85×51mm。重量は110g。ケーブル長は1m。

ジンバルやリグのグリップ、三脚のパン棒などへの取り付けに対応するクランプが付属している。クランプの取り付け径は10~45mm。

本誌:宮本義朗